Lightningメールテンプレートの署名の差し込みを試してみました。共通のメールテンプレートを用意しつつ各ユーザごとに任意の署名を差し込める便利機能です。Winter'20からできるようになったみたいです。
事前の設定
初期設定として私の設定ページの私のメール設定で自分の署名をSalesforceに登録する必要があります。
Lighntingメールテンプレート側の設定
「{{{Sender.Signature}}}」という記述で署名を差し込めますが、差し込み項目の挿入機能で挿入するときは、送信者のメニュー内にあるメールの署名を選択すると差し込めます。
※差し込み項目の挿入機能はこちらのアイコンのこと
差し込み結果はこんな感じです。
この機能を設定してみて気づいたのですが、Lightningメールには開封履歴を確認できる機能があります。この機能はHTMLメールで送付する際に何も表示されない画像をメール内に差し込みその画像が表示されると開封されたという記録が確認できる仕組みのようです。この画像ですが通常は受信者側が気にならないようになっていますが、一部の環境では画像ファイルが自動ダウンロードされないメール設定となっている場合があります。その場合は「☓」アイコンがメール内に表示される挙動となっています。
メールの末尾に差し込まれるため、署名差し込み後は一つ改行をいれておくと☓アイコンが署名の一段下に表示されるので、自動ダウンロードが無効になっている場合でも違和感を多少抑えることができると思います。
メール末尾に署名を差込して、改行がない場合
-------------------------- 署名 --------------------------☒
メール末尾に署名を差込して、改行がある場合
-------------------------- 署名 -------------------------- ☒