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SFDC:Lightningメールで商談メール送信を試してみました

Lightningメールで商談メール送信を試してみました。商談に関する定形メールを送付できる便利機能です。

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最初にやっておくのはこちら。商談に取引先責任者の情報を紐付けます。(標準では取引先責任者ロールのオブジェクトで紐付けますが今回は主となる一人の顧客情報が必要になるのでカスタム項目で用意します。)

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データ型はこんな感じ。

  • 主取引先責任者 = 参照項目
  • 顧客名 = 数式
  • 顧客メールアドレス = 数式


Lighntingメールテンプレートでは関連エンティティで商談を選択すれば商談項目を使えるメールテンプレートを作成できます。
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参照項目はID値が差し込まれると思うので顧客名などは数式で用意します。
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作成したテンプレートは商談のLightningメール送信コンポーネントで呼び出せます。
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商談メールのときの注意点として宛先が自動セットできないという点があります。(標準機能としては商談と取引先責任者は紐付きがないため) この問題に対処するため、先程用意した主取引先責任者のメールアドレスを表示できる数式項目を画面に表示しておきます。ユーザはそのアドレスを宛先にコピーして利用します。
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宛先が自動セットされないという点については少し手間がかかりますが、コピペできるようになっていればそれほど負担はないと思います。またメールアドレスから候補が一覧で表示されるので入力ミスも防止できます。


LighntingメールではCCやBCCも設定でき、社内ユーザや任意のメールアドレスへの送付も可能です。ただしCCやBCCに社内宛に送付した場合、そちらで開封するとLightningメールの開封履歴に残ってしまうので、基本的には顧客のみに送付するほうが良いと思います。