Winter'27のアップデートで開発者コンソールが非表示となるアップデートがありました。本番環境とSandbox環境の両方に適用されます。(Developer Edtion組織は自動適用はありませんでした。)

Salesforceヘルプサイト
リリースノートに次のように紹介されています。

Salesforce Help
Salesforce Developer Blogでも紹介されていました。Web コンソール自体は前からありましたが、今回のWinter'27のアップデートでGAになったということです。

開発者コンソールを再表示する方法
設定→Web コンソールでアクセスできるページで有効化できます。

設定変更履歴では showDeveloperConsoleWithWebIdeOffOn と記録されます。

これで開発者コンソールを再度表示することができます。まだ現時点では開発者コンソール廃止といった情報は出ていないので必要に応じて再表示して段階的にWebコンソールへ移行するのが良さそうです。

Web コンソールでできること
Webコンソールの画面は次のようになっています。VSCode上で構築できるSalesforce開発環境のWeb版という感じです。ターミナルなどのWindowはありますが利用不可となっています。また、開発者コンソールでは開いたときに表示されるApexクラス等の情報は空の状態となっていました。

主に以下の機能があります。
- Apexコードの編集
- SOQLの実行
- Anonymous Apexの実行
- Apexテストの実行
- デバッグログの確認
- メタデータの取得・デプロイ
VSCodeのSF開発環境と同じくSalesforce CLIコマンドでできることが実行できます。nodeのインストールなど不要ですぐに利用できます。

Webコンソールの開発者ドキュメントはこちらです。
開発者コンソールとWebコンソールの違いについて記載がありました。Webコンソールでは開発者コンソールがサポートしていないかったLWC開発が可能になります。

類似機能となるAgentforce Vibes IDEとの比較もありました。Agentforce Vibes IDEの方はターミナルの利用も可能となっています。

WebコンソールつかうならAgentfove Vibes IDEの方がいいのではと思いましたが、以下のように使い分けする形とのことです。
Webコンソールを使用する場面:
・既に組織内に所属しており、クエリの動作を検査する必要があります。
・特定のレコードが失敗した理由を確認するには、ログを精査する必要があります。
・小規模で的を絞った修正を行いたい。
・フル機能の開発スイートよりも、スピードとコンテキストを重視したい。
Agentforce IDE を使用する場面:
・新しい機能や複雑なプロジェクトを開始する場合。
・複数のファイルまたはLightning Web Components(LWC)をまたいで作業しています。
・コードをリポジトリにコミットする必要があります。
・AIを活用した開発でコーディングを加速させたい。(AI機能なしでも使える)
Web コンソールでメタデータ情報を取得する方法
画面左側メニューの雲アイコンをクリックするとSalesforceのメタデータ情報が表示されます。

対象ファイルの右側のアイコンをクリックするとメタデータを取得できます。

取得後は最初に表示されたclassesフォルダの中などに配置されてすぐにアクセスできるようになります。これは一度ログアウト→再ログインしても引き継がれました。PC再起動まではチェックしていませんががSalesforceユーザー情報に紐つく形で管理されているようです。

保存処理はMacの場合は command + s キーのいつものショートカットと同じで実行できました。

Web コンソールでクエリを実行する方法
Macの場合は command + pキーでコマンドパレットを開きます。ここでクエリビルダーを選択します。

するとファイル名の記入欄がでてきます。クエリ実行の際にはファイルを生成して実行する形となります。

ファイルの配置場所も指定できます。デフォルトは scripts/soqlとなっています。

ここまで操作すると sample.soqlのようなファイルが生成されてビルダー画面が表示されます。

ビルダーの操作イメージです。

SELECTのALL FIELDSは便利でした。

クエリの実行は画面右上のRun Queryボタンから。これでクエリ実行できます。

実行結果は次のように表示されました。実行結果にあるcsv出力とjson出力機能がけっこう便利です。

このようにクエリ実行結果を必要なファイル形式で補完できます。

今までの開発者コンソールの使い方と大きく変わるので慣れるまで時間が必要そうですが、確かにクエリ実行が可能で、機能も追加された形となりました。
クエリビルダーの補足
Salesforce CLIあたりの機能なのでVSCodeで用意したSalesforce開発環境でも利用できます。


匿名Apexの実行方法
開発者コンソールにあるこの機能のことです。

Webコンソールでは一度スクリプトファイルを生成します。手作業で作成できますが、コマンドパレッドからも作成できます。

ファイル名を指定して保存フォルダを指定します。

これでapexのスクリプトファイルが生成されます。開発者コンソールと違いファイル生成を挟むのが手間ですが、画面更新しても残り続けるのはメリットかと思います。

スクリプトファイルを開いて右クリックするとでてくるメニューから匿名Apexを実行できます。

実行結果です。

まとめ
Web コンソールの使い方はこのようになっていました。開発者コンソールとお作法は変わりますが、これから使っていく機能としては慣れていくのが良さそうです。開発者コンソールのときにはできなかった便利機能も増えていくのかと思います。