AndroidやiOSで動くモバイルアプリ開発の際のメモ。
必ず実装しておいた方が良い機能
- アプリの機能を停止する為の仕組み
用途
- 緊急メンテナンスが必要になった際にユーザが利用できないようにする
- サービス終了時にユーザが継続して利用できないようにする
補足
特に重要なのは『サービス終了時にユーザが継続して利用できないようにする』の方です。AndroidやiOSで動かすアプリはGoogle playやApp Storeなどのアプリストアを経由して提供することになります。そのため、WEBサービスと違い、機能追加後にストアに提供する申請を行い、承認後にユーザにアップデートしてもらう必要があります。
機能を停止する仕組みがないとサービス終了時に下記手順が必要になります。
- WEBサイトやアプリ内でサービス終了を通知
- 利用不可にする仕組みを開発
- ストアに申請→承認→公開
- ユーザがアップデート
上記の中でユーザのアップデートがネックとなります。アップデートされず古いバージョンのまま使い続けられるとサービス終了のメッセージを表示することもできずにアプリにアクセスできてしまいます。
アプリストアからの公開は手続きすれば終了できますが、既にインストール済のアプリを削除したりはできません。そのため、サービス終了に気づかず利用されてしまう問題があります。(ユーザは必ずしもWEBサイトをチェックするわけではないため)
サービス開始時に終了時の仕組みを実装するのはちょっと・・・という感じはものすごくしますが、メンテナンス時にも必要になる機能ですので入れておいて問題はないと思います。
もう一点
機能停止の仕組みの他にもう一点、メールアドレスの登録は可能な限り行う仕組みにした方が良いです。アプリ通知の仕組みを実装してメールが無くても問題無い状態になったとしても、サービス終了などの重要なお知らせはメールでも行えるようにしておくと安心です。
考慮が必要なのはアプリの通知が不具合等で正しく行えない場合です。メールアドレスが分かれば一括メールで重要なお知らせを通知することができるのでトラブル発生時に通知手段が無いという状況は回避できると思います。
ということでメールアドレスの登録と機能停止の仕組みは行っておくと良いと思います。
