非公開レコードの所有者を変更すると手動で設定した共有権限が削除されるので、手動の共有設定を行っている環境では注意が必要です。
例えばリーダーが所有者の非公開な取引先を作成します。
この取引先を下位ロールユーザの第一チームに共有します。
その後、所有者をリーダーから第二チームユーザへ変更します。
その結果、手動で設定した共有権限は削除され第二チームのみアクセスできるようになります。
このように手動の共通設定は所有者変更時に削除されてしまうので、手動共有を行っている組織では所有者変更時に再度設定を行うなどの対応が必要になります。
Apexトリガーなどで手動共有を行うといったことも良くあると思いますので、そういった処理を作成するときには所有者変更のときの対応についても考えておいた方がよさそうです。
ちなみに一度所有者を変更して削除された共有設定は、所有者を元に戻しても復元されませんでした。