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SFDC:Winter'21 リリースノートメモ⑦ - コミュニティ

Winter'21リリースノートのメモです。

Lightningコミュニティ
  • 予定されている CSP の変更に備えたコミュニティの準備
    • Spring '21 (2021 年 2 月) で [インラインスクリプトと、任意のサードパーティホストへのスクリプトアクセスを許可] CSP 設定は削除されます。
  • [ページ] メニューを使用したページおよび URL の管理
    • エクスペリエンスビルダーでページとページ URL を整理して再構成するのが簡単になりました。[ページ] メニューを使用してコンテンツのニーズに合わせてページを編集し、これらの更新をライブサイトの URL で確認します。
  • レコードベース条件によるレコード詳細ページへの利用者の適用★
    • レコード項目に基づいた利用者条件を使用して、レコード詳細ページに表示される内容を変えられるようになりました。
  • [印刷用に表示] による Lightning コミュニティレコードの詳細とリストの印刷
    • Lightning コミュニティのレコード詳細とレコードリストの [印刷用に表示] ボタンを使用して、最小限に縮約された印刷用のビューを表示できます。
  • Bolt ソリューションのタイルメニューのパッケージ化
    • Bolt ソリューションを使用してタイルメニューをパッケージ化して配布できるようになりました。
  • 外部ユーザが外部管理取引先を使用して他のユーザを管理できるようにする
    • 外部ユーザがアカウント切り替えコンポーネントを使用して他の外部取引先に切り替えることを許可します。
  • トピックコンポーネントのトピック ID 項目の復活
    • Spring ’20 では、[関連トピックリスト] コンポーネント、[トピックの説明] コンポーネント、[トピック総計値] コンポーネントから [トピック ID] 項目が削除されました。
開発者の生産性
  • LWC ベースのテンプレートを使用した迅速かつ効率的な環境の構築 (パイロット)
    • Build Your Own (LWC) テンプレートを使用して、読み込み時間が短く拡張性の高いコミュニティを開発できます。
  • コミュニティによる lightning:hasPageReference、および lightning:navigation のデフォルト項目値のサポート
    • コミュニティでアクション上書きの lightning:hasPageReference、および lightning:navigation のデフォルト項目値がサポートサポートされるようになりました。
ゲストユーザ
  • [ゲストユーザのレコードアクセス権を保護] を無効化できない
    • [ゲストユーザのレコードアクセス権を保護] 設定は Summer ’20 で有効化されましたが、同リリースでは無効化することもできました。Salesforce 組織のデータを保護するため、Winter ’21 ではコミュニティまたはサイトを持つすべての組織でこの設定が有効化され、無効化することはできません。
  • ゲストユーザによって作成されたレコードのデフォルトの所有者への自動的な割り当て (以前にリリース済みの更新)
    • Salesforce データのセキュリティを強化するため、ゲストユーザが作成したレコードの所有者としてそのゲストユーザが自動的に割り当てられなくなりました。
  • ゲストユーザに対するオブジェクト権限を減らす
    • Winter '21 リリースでは、既存の組織のゲストユーザの「すべてのデータの参照」、「すべてのデータの編集」、「編集」、および「削除」オブジェクト権限が無効になっています。
  • ゲストユーザのオブジェクト権限の変更からのオプトアウト (以前にリリースされた更新)
    • Winter ’21 より前に作成された Salesforce 組織の場合、この更新により、データセキュリティを高めることを目的としたゲストユーザのオブジェクト権限の変更から組織がオプトアウトできます。
  • Spring ’21 でのゲストユーザプロファイルでの「すべてのユーザの表示」権限の削除 (以前にリリース済みの更新、適用済み)
    • ゲストユーザは通常、Salesforce 組織のすべてのユーザを参照するアクセス権が必要ないため、データのセキュリティを高めるために、Summer ’20 リリースではゲストユーザプロファイルで「すべてのユーザの表示」権限が無効化されました。
  • [ゲストユーザがこのコミュニティの他のメンバーを表示できるようにする] 設定の無効化
    • Winter '21 リリースでは、Winter '20 リリースより前に作成されたコミュニティを 1 つ以上含む有効なコミュニティを持つすべての Salesforce 組織で [ゲストユーザがこのコミュニティの他のメンバーを表示できるようにする] 設定がデフォルトで無効になっています。
  • 管理トピックの画像のセキュリティの改善
    • Winter ’21 リリース前にアップロードされた管理トピックの画像はドキュメントとして保存されており、公開されています。公開されていない非公開コミュニティであっても、ゲストユーザにはこれらの主要トピックとナビゲーショントピックの画像が表示されます。セキュリティを高めるために、主要トピックやナビゲーショントピックに関連付けられている新しい画像は、アセットファイルとして保存されており、非公開です。
  • apex:inputField を使用する場合のエンティティ権限の上書き
    • apex:inputField の新しい ignoreEditPermissionForRendering 属性により、オブジェクトの基盤となる権限で編集が許可されていない場合であっても、ユーザのエンティティ編集権限を上書きできます。この上書きによってすべてのユーザが影響を受けますが、本来はゲストユーザのみに使用することを目的としています。この属性は、without sharing モードのカスタムコントローラでのみ機能します。
セキュリティと共有
  • ユーザに SMS での認証を許可
    • 外部ユーザに SMS を多要素認証方式として使用することを許可できるようになりました。
  • メールアドレスの変更通知のカスタマイズ
    • 顧客がメールアドレスを変更したときに受信するセキュリティ通知のカスタマイズ可能なメールテンプレートを使用できます。
コミュニティのその他の変更
  • Lightning コミュニティの信頼済みサイトパスで大文字と小文字を区別
    • Lightning コミュニティの信頼済みサイトの URL パスが誤ってすべて小文字の形式で使用されていた問題が修正されました。入力されたとおりの URL パスが使用されるようになりました。この変更により、信頼済みサイトが意図せずブロックされる問題が回避されます。
Lightning コミュニティの信頼済みサイトパスで大文字と小文字を区別
  • ユーザ設定コンポーネントおよびユーザプロファイルのサマリーと画像コンポーネントの置き換え
    • コンポーネントのバージョン更新のため、古いユーザ設定コンポーネントおよびユーザプロファイルのサマリーと画像コンポーネントは廃止されます。
  • コンポーネントのバージョン更新のため、古いユーザ設定コンポーネントおよびユーザプロファイルのサマリーと画像コンポーネントは廃止されます。
    • 大規模コミュニティユーザは、共有セットおよび共有グループを使用してナレッジ記事を共有できるようになりました。
  • 組み込みチャットおよびチャネルメニューのコード設定を使用したコミュニティのパーソナライズ
    • Salesforce コミュニティのチャットに顧客を招待してよりパーソナライズされた体験を提供します。エクスペリエンスビルダーで [コード設定名] プロパティを組み込みチャットコンポーネントに追加して、訪問者にポップアップの招待として表示されるカスタム JavaScript を読み込むことができます。