Travis CIはGitHubにpushしたタイミングで自動テストが実行できるWebサービスです。publicリポジトリに対してなら無料で利用できるみたいです。便利そうだったのでちょっと試してみました。
最初に利用時の手順だけまとめておきます。必要なのは以下の4つです。
- Travis Sign up
- Travisの設定画面でテスト実行対象を選択
- Railsアプリのリポジトリに『.travis.yml』ファイルを追加
- git pushを実行
使い方を覚えてしまえばすごく簡単に利用できます。
Sign up
Sign upはGitHubアカウントを使って行います。
認証画面でOKすればログインできました。
ログイン後の画面はこんな感じです。
Getting Startedボタンをクリックするとチュートリアルページを表示できます。
サポート言語は複数あります。Rubyも用意されていました。
チュートリアルはヘッダーメニューのHelpのDocsからも表示できました。
.travis.ymlの準備
Travis CIを利用するにはリポジトリに.travis.ymlファイルを用意する必要があります。
language: ruby rvm: - 2.0.0-p265
対象リポジトリを選択
ヘッダーメニューのAccountを選択すると選択画面が表示されます。
ここで有効化すると自動テストが実行されるようになると思います。
Git pushして自動テストの実行確認
Git push前にテストが正常に実行されている状態になっていることを確認しておきます。
Git pushを実行します。
Travis CIのページに戻りテストが実行されたか確認してみたところ、ひとまず無事にテストが実行されていました。
テストは実行されていましたが、本来でないはずのエラーが発生していました。理由を確認してみると次のエラーメッセージが表示されていました。
ruby-2.0.0-p265 is not installed - installing.
確認してみると対象のRubyバージョンの指定を間違えていました。
travis.ymlのファイルを修正してもう一度、試してみます。
まだ同様のエラーが発生しました。。
バージョン指定は間違えていないのでなんでだろう...と悩んでたのですが、-p645という指定が不要でした。
そこを修正して確認してみると今度は無事にテストが正常実行されました。
最初にターミナルから『bundle exec rspec spec/』コマンドを実行したときと同じく40のテストがきちんと通っています。
いろいろわかっていなくて少しハマってしまいしたが、基本的にはtravis.ymlファイルを用意してgit pushするだけで、何かをインストールしたりする必要もなく簡単に利用することができました。
今回は導入しただけですが、Travis CIでは任意のテスト内容を記載して実行するなど他にも便利な使い方ができるみたいです。気が向いたらまた調べてみようと思います。