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Heroku:Add-ons『New Relic』を試してみました

Herokuの基本的な使い方に慣れてきたので、アドオンのインストールをやってみることにしました。今回試してみたのがアプリケーションの監視ができる『New Relic』です。名前はいろんなところでよく聞いていたので気になっていました。


まず、New Relic自体について確認してみました。

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Application Performance Management & Monitoring | New Relic

料金について

料金とかどうなってるかなと確認したところ、Freeプランが用意されていました。
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各プランでできることについては料金表の下に記載がありました。
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製品について

New Relicですがいくつかの製品にわかれていて、その中から用途に合わせて利用するようになっていました。
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Goolge日本語でざっくり内容を確認してみました。
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使い方

最初にNew Relicのサイトでアカウントを作成する必要があります。Sign up for New Relicのボタンから作成画面を表示できました。
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(アカウント作成後に確認メールが届きますが、自分のときは少し時間が掛かりました。)


Sign upが完了すると、New Relicが利用できるようになります。まずは対象の製品を選択します。
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今回はアプリケーションを監視するAPMを選択してみました。製品選択後は対象の言語を選択します。
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Ruby on Railsで開発したアプリで利用するのでRubyを選択してみました。選択後、インストール方法が表示されます。
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1. Get your license key

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2. Install the New Relic agent as a gem

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3. Download newrelic.yml

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4. Start your local server

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5. See data in 5 minutes

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インストール手順はこんな感じでした。ひとまずGemfileに次の内容を追加してbundle installコマンドを実行します。

gem 'newrelic_rpm'


次にnewrelic.ymlファイルをダウンロードしてRailsアプリのconfigディレクトリに置きます。
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これで準備完了です。ちなみに最初に取得できるLicense Keyですが、newrelic.ymlファイルで使用します。newrelic.ymlファイルをダウンロードしてファイルを確認すると自動でKeyがセットされていました。


準備完了後、利用できるようになるまで5分ほどかかるみたいです。その後はローカルサーバまたは本番環境でアプリケーションの監視機能が利用できるようになります。

Developer Modeについて

まずNew RelicのDeveloper Modeを試してみます。newrelic.ymlファイル内でdeveloper_mode: trueを宣言している場合に利用ができます。
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URLを次のように指定するとDeveloper Modeの画面が表示されます。

http://localhost:3000/newrelic

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各ページにアクセスしてから表示すると次のように分析結果が確認できます。
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SQLの内容や処理時間などを確認できるみたいです。
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アプリケーションの監視

アプリの監視結果はヘッダーのAPMタブを選択すると表示できました。
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localhostからアクセスしたのが"(Development)"が付いている方です。本番環境(Heroku)にアクセスしたときの結果がAwesome Eventsと表示されている方になります。

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対象アプリを選択してみると監視結果がグラフで表示されます。
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メニューのService mapsを選択してみるとシステム構成?が確認できました。
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詳細な使用方法についての確認はまたの機会にしたいと思います。最後にHerokuからAdd-onsを追加する方法について確認してみます。

Heroku Add-ons

アドオンの追加は、Heroku Dash boardsのAdd ons検索ボックスにNew Relicと入力します。
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ここで料金プランの選択ができます。
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Provisionボタンをクリックして決定します。・・・自分のときにはエラーが発生しました。
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おそらくクレジットカードの登録を行っていないことが原因だと思います。Freeプランを利用するときでも登録が必要そうです。
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ということでクレジットカードを登録してからもう一度試してみました。今度は無事に登録完了。
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New Relic APMのリンクが表示されるのでクリックしてみると、New RelicのWelcomeページが表示されました。
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ヘッダーメニューからAPMを選択すると、最初に利用規約の確認画面が表示されます。その後、アプリケーションの監視ページが表示されました。
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このようにHeroku Add-onsの方から利用すれば、ファイルをダウンロードしたり、gemをインストールしたりといった手順を行わずに利用できました。Herokuアプリの監視だけが目的の場合はこちらの方法が便利そうです。


HerokuのAdd-onsの追加は初めて試してみたのですが、いろいろ確認できて良かったです。