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SFDC:Pardot導入時の初期設定手順のメモ

Pardot導入時の初期設定手順のメモ。(知らなくても基本的には開発ベンダーに作業依頼して対応してもらえると思う。)

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Pardot ウェブセミナー

Pardotの概要

Salesforce社のマーケティング・オートメーションツール。

  • ホームページに訪れた履歴
  • 顧客の興味度の点数化
  • 顧客に適したページ表示
  • メール配信自動機能

Pardot初期設定の流れ

  • Salesforceコンテクターの設定
  • テクニカル設定 (初期設定)
  • ユーザ/プロスペクト作成
  • メールテンプレート送信社リスト作成
  • 顧客にメール送信

※シナリオを作成して自動化とかいろいろ機能あるけど、ひとまずメール送信できればPardotの運用開始できる感じ。

PardotとSalesforceを連携させるメリット

  • マーケティング部門と営業部門の連携の強化
  • メルマガ誤配信の工数削減とリスク回避
  • 顧客獲得の経緯をCRM上で把握できる
  • 受注になった案件ときっかけとなったマーケティング施策がつながるので分析が用意

Salesforceコネクタの設定の流れ

Salesforceでの設定
  • Pardot AppExchangeの設定
    • パッケージをインストールするだけ
  • Salesforce内の項目の対応付け(取引先責任者とリード)
    • Pardot用項目に対してリードの取引開始の割り当て設定
  • SalesforceでPardotデータを表示
    • ページレイアウト設定で項目を追加
  • 権限の割り当て
    • プロファイル設定とか権限設定とか。
Parrdot側の設定
  • Salesforceコネクターを追加
    • PardotのADMIN設定で設定
  • カスタム項目の対応付け
    • 取引先責任者やリードにカスタム項目がある場合はPardot側に対応するカスタム項目を作成

※重要: Key項目がメールアドレスからCRM IDになった。
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同期の時間とタイミング

【同期の時間】

  • レコードの変更は、2〜4分以内にPardotとSalesforceの間で同期
  • 大量のレコードを同時に更新する場合はすべての変更の同期が完了するのに時間がかかることがある。

【Pardotによる動機のトリガ】

  • プロスペクトのアクティビティ
    • フォームの登録
    • ランディングページの登録など
  • ユーザのアクション
    • プロスペクトのインポート
    • プロスペクトの項目の変更
  • システムのアクション
    • Salesforceキャンペーンへの追加
    • オートメーション、完了アクションによるレコードの変更

【Salesforceによる同期のトリガー】

  • リード/取引先責任者の所有者変更
  • リード/取引先責任者の項目変更
  • リード/取引先責任者のレコード作成

テクニカル設定

  • トラッキングコードの設定
  • CNAMEの設定
  • メール認証設定
トラッキングコードの設定

トラッキングコードとはビジターやプロスペクトのアクティビティを記録するためのツール。自社Webサイトにコピペで設置するだけで設定完了。
(Webサイトごとなど細かくトラッキングコードを用意できる)

CNAMEの設定

自社のDNSにサブドメインのCNAMEレコードを設定。Salesforceの外側の設定。サポートに問い合わせしても対応してもらえないやつ。

メール認証設定

自社のDNSにSPFレコードもしくはDomainkeysレコードを登録。これもSalesforceの外側の設定。一応動画資料に手順書あり。

ユーザー設定
  • ユーザーの作成
    • ユーザは何件でも作成できる
  • ユーザーロールの設定
    • 各ユーザのアクセスレベルを制御するための設定。
    • Salesforceのロールのような柔軟なカスタマイズ性はなかった。

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  • ユーザーの一括作成
    • CSVファイルのインポート機能で一度に最大50件まで作成できる。
プロスペクト/リスト設定
  • プロスペクトの作成
    • 手動作成
    • CSVファイルのインポート
    • CRM経由
  • リストの作成
  • Pardotの設定で作成
  • リストにプロスペクトを追加
    • Pardotの設定 / Salesforceのレポート / キャンペーンメンバーとかから追加できる。

Pardotのメール送信

メール設定のプロセス
  • リスト選定
  • メールテンプレート作成
  • メール送信
  • メール送信結果の測定

メールテンプレートはHTMLメールにすることになる。ヘッダーやコンテンツ画像の用意が必要。


メール送信結果の確認はリストメールレポートで見れる。基本的にはSalesforceのレポートのような複数レコードの一括分析ではなく、レコードの詳細ページのような一つのメール送信結果に対して分析を行う。
※メール開封率などを分析できる


ライフサイクルレポートで下記の結果を確認できる
※ライフサイクルレポートとはマーケティングレポートと売上レポートをまとめたもの。新規商談数や商談成約件数を分析できる。


初期設定とメール送信と分析機能のイメージはこんな感じ。