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SFDC:承認申請と複数承認プロセスを試してみました

承認申請と複数承認プロセスを試してみました。

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承認プロセスは複数のステップを用意することができるので基本的には一つの承認プロセスで対応可能だと思います。ですが下記の要件を満たすために承認プロセスを複数にわけたい場合があるかもしれません。

  • 承認プロセス①
    • ステップ1
    • ステップ2
    • ステップ3 ※ステップ3まで承認されたら承認プロセス②へ
  • 承認プロセス②
    • ステップ1
    • ステップ2
    • ステップ3 ※ステップ3まで承認されたら承認プロセス完了


プロセスが別れていると、プロセス②で却下になった場合、プロセス①は承認済みの状態で再度プロセス②の再申請を行うことができます。

承認申請の実行条件

はじめに承認申請ボタンをクリックしたときに実行される承認プロセスは実行時に条件にマッチしたプロセスとなります。もし同じ条件で実行される複数の条件がある場合は最初にマッチしたプロセスになると思います。(なので開始条件はかぶらないように注意が必要です。)

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また承認申請ボタンは最終承認完了後でもなんどでもクリック可能です。(回避したい場合は最終承認後にページレイアウトから除外するなどの方法で対応します。) そのため、承認プロセス①が最終承認されたタイミングで承認プロセス②の開始条件を満たすようにデータ更新を行えば、複数の承認プロセスを実行可能となります。


ですが、手動での実行は作業漏れ等が発生する可能性が非常に高いです。この問題はプロセスビルダーを使って自動化することが可能です。
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実行時のコメントを自動セットしたり、開始条件をスキップすることで値に関係なく承認プロセスを開始することが可能です。(※却下時に再申請することを考えると開始条件を満たす状態に保つのがいいと思います。)
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このようにプロセスビルダーからの承認プロセス開始機能を利用することで複数の承認プロセスを運用することができます。