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SFDC:Winter'16 - Chatterの新機能 (ファイル編)

Winter'16のChatterの新機能について確認してみました。投稿をリッチテキストで書式設定したり、人およびグループにメンションするときに関連性の高い提案を表示したり、フィード投稿をミュートしたりできるようになり、ファイル、ユーザプロファイル、およびグループも改善されたみたいです。

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ファイル

洗練された高速なファイルプレビュー

ファイルプレビュー機能がおしゃれな感じに改善されていました。上下のスクロールでページ切り替えができるようになっています。このプレビューはLightning Experienceでのみ利用できます。
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ファイルの共有の凍結

ファイルの共有を現在の状態で凍結し、既存の共有を削除することなく、新しい共有を阻止できるようになりました。この機能は、Salesforce Classic でのみ使用できます。また、この機能を利用するにはページレイアウトへの追加が必要です。

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こんな感じですね。
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この機能の詳細です。

Chatter REST API、SObject API、または SOQL クエリを使用してファイルの共有を凍結することもできます。ContentVersion の新しい SharingOption 項目を使用すると、ファイルの共有を凍結できます。

また、凍結されていてもファイルの共有状況を Chatter の [共有設定] で表示できます。

Salesforce からのファイル選択の有効化または無効化

ユーザが Salesforce からファイルを選択できるか、Chatter フィード投稿でのファイルのアップロードしかできないかを制御できるようになりました。この設定は、ユーザプロファイルまたは権限セットで行います。この機能は、Lightning Experience と Salesforce Classic の両方で使用できます。


プロファイルまたは権限セットのシステム権限に「Salesforce からファイルを選択」が追加されています。
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2 GB のファイルの同期

Salesforce Files Sync で、最大 2 GB のファイルをアップロードして同期できるようになりました。今までは500MBだったみたいです。

ページレイアウトへの [ファイル] 関連リストの追加

ファイル関連リストを追加できるようになったみたいです。この機能は、Lightning Experience、Salesforce Classic、および Salesforce1 モバイルアプリケーションで使用できます。
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この機能はLightning Experienceのオブジェクトマネージャから設定するのが一番簡単そうです。
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Files Connect による社内データソースへのアクセスの確保

セキュアエージェントクラスタは、フェイルオーバ保護を提供して、Salesforce ユーザが常に SharePoint 2010 または 2013 などの社内の外部データソースにアクセスできるようにします。この機能は、Salesforce Classic でのみ使用できます。


新しく追加されたセキュアエージェントクラスタというメニューから設定できるみたいです。
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ファイル共有動作をカスタマイズするためのトリガの作成

ファイル共有動作をカスタマイズするには、ContentDistribution または ContentDocumentLink オブジェクト用の Apex トリガを定義できるようになりました。


たぶんこの辺です。
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コンテンツトリガの一般的な使用事例として次のようなものがあります。

  • 特定のファイルまたは特定の種類のファイルを共有できないようにする。
  • 最新バージョンのファイルが共有されることを確認する。
  • 特定のユーザ、プロファイル、またはグループにコンテンツを配信する。
  • 外部共有が許可されている場合にのみコンテンツを配信する。
  • コンテンツの有効期限を設定する。
  • コンテンツを非公開にする。
  • コンテンツを削除する (カスケード削除では削除トリガは実行されません)。
  • コンテンツ配信を復元する (カスケード削除では復元トリガは実行されません)。