『Force.com』カテゴリの新機能です。Visualforce式でのsObject項目の暗号化の保持ができるようになりました。シンプルに言うと『今まで暗号化項目はoutputFieldでしかマスクされませんでしたが、outputTextでもマスクされるようになります。』ということです。
この機能はAPIバージョンが32.0以降のVisualforceページに適用されます。Winter'15以降でもAPIバージョンが31.0以下の場合は適用されません。
次のコードで確認してみました。
APIバージョン 31.0
APIバージョン 32.0
apex:outputTextの項目でもマスクされていることが確認できます。自分は暗号化項目を使用する機会は今のところなかったのですが、こんな感じでより使いやすくなっているみたいです。ただし、outputFieldの方はSalesforce側でアクセス件等いろいろ判定してくれるので、特に問題がなければ基本的にはoutputFieldを使う方がいいと思います。
暗号化項目を使用するときに注意すること
Apex には暗号化されたデータ型がないため、Apex 変数 (つまり、sObject 値ではなく Apex 値) を返すコントローラプロパティまたはメソッドを参照する式では、常にプレーン (復号化された) 値が表示されます。