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SFDC:『Winter'15新機能』RemoteObjectsの正式リリース

『Force.com 開発』カテゴリの新機能です。JavaScriptからSalesforceのデータに直接アクセスできるRemoteObjectが正式にリリースされました。API制限を気にせず使用できる上にRemoteActionのようにApexクラスを経由する必要もないので処理がサクサク実行されます。


複雑な処理はApex側で行ったほうがいいと思いますが、選択したレコードを特定の値に更新するといったシンプルな処理はこちらで行ったほうがいいかもしれません。


また、以下の2つのクエリ演算子が追加されたみたいです。

  • in:「in」の意味で、一連のいずれかの固定値に一致する値を検索するために使用します。['Benioff', 'Jobs','Gates'] のように、値を配列として指定します。
  • nin:「not in」の意味で、一連のどの固定値にも一致しない値を検索するために使用します。['Benioff', 'Jobs','Gates'] のように、値を配列として指定します。
{
    where:
    {
        LastName: { in: ['Benioff', 'Jobs', 'Gates'] }
    }
}


RemoteObjectsのクエリ演算子はまだ使用できないものがけっこうあったのですが、IN句処理が使用できるようになったことでより便利になりました。


以前、下記のリンク先でRemoteObjectsを使ったサンプルアプリについて投稿したので、これから勉強する方の役に立つかもしれません。(パッケージ化しているので基本的にはインストールするだけで試せると思います。)

サンプルアプリで覚えるRemoteObjectsの使い方


このアプリはPC、パブリッシャーアクション、Salesforce1(モバイル)といろんな使い方ができるようになっています。