Spring'14で追加される予定の"analytics:reportChart"ですが既に開発者向けドキュメントが公開されていました。せっかくなのでどんな制御ができるのか確認してみたいと思います。(Spring'14の時点ではPilot版による提供となるみたいです)
ちなみにanalytics:reportChartとはレポートIDを渡すことでVFページにレポートのグラフを表示できる新機能です。APIバージョンは29.0から利用できるようになっていました。
通常はこのように記載して使用します。
analytics:reportChartには次のオプションを指定できるようになっていました。
- filter
- hideOnError
- rendered
- reportId
- size
filter
fileterを利用するとレポートの取得条件を指定することができます。指定はJSON形式で指定することになるみたいです。
例えば次のように指定します。
これでフェーズの値が商談成立のレコードのみ集計対象となります。
ちなみにcolumnで指定するAPI名は項目のAPI名とは違うみたいです。間違ったAPI名を指定すると次のようにエラーメッセージが表示されました。
hideOnError
hideOnErrorをTrueに指定するとエラーが発生したときにグラフを非表示にできます。
例えば次のように指定します。
これでエラーが発生したレポートのグラフは表示されないようになります。
rendered
他でもよく使われている表示非表示の切替が可能です。
reportId
グラフを表示する対象のレポートIDです。15桁でもきちんと表示されました。
基本的には直接IDを指定するのではなくSOQLクエリで取得したレポートIDを指定するようにした方がいいと思います。
size
グラフのサイズを変更できます。
tiny
small
medium
large
huge
という感じでanalytics:reportChartでできることはだいたいこんな感じでした。制御できる内容はそれほど多くありませんが、どれも覚えておくとすごく便利そうです。