Part2では新規レンズの作成について確認しました。今回はその続きです。
Analytics Cloudの利用状況について
データインポートをした後だと、設定→Analytics Cloud→始めましょうにアクセスすると利用状況統計が確認できるようになっています。レコードの数やデータセットの数を確認できるのですが、一緒に利用できるストレージの上限も確認できました。開発者向け環境では250,000件が上限となっているみたいです。
実際の本番環境の上限は確認していませんが、ストレージ上限が決まっていることは認識しておくとあとで困らなくて済みそうです。ちなみにこの画面に表示されている分析の起動ボタンをクリックするとWaveのページに移動できました。
日付のフィルタリング
グループで日付項目を条件に指定する場合、スケールと表示されます。
選択すると年や四半期などで条件指定ができるようになっています。
条件を追加する場合は、●年前から☓年までと相対的な日付範囲で指定する方法と、日付を固定値で指定する絶対的な日付範囲で指定する方法の二種類があります。
相対的な日付範囲
絶対的な日付範囲
日付のフィルタリングを利用することで、例えば年と四半期毎に成立した商談の合計金額とロストした商談の合計金額を比較するグラフを表示したりできます。
他の例としては、四半期毎の製品の売上数量を表示することができます。表示後に凡例のTabletを選択することで、Tabletのグラフを強調表示する。・・といった使い方ができるみたいです。
検索条件のコピー&ペースト
アクションのコピーは条件をコピーして他のレンズに貼り付けることができます。このアクションは最初非活性となっています。
この機能を利用するにはグラフの凡例部分をクリックします。するとその条件をコピーできるようになります。
コピーした後は他のレンズのアクションで「グループとして貼り付け」または「条件として貼り付け」が利用できます。
これで他のレンズに簡単に条件指定を追加できました。
比較表
グラフの種類はいくつか用意されていますが、テーブル形式も用意されています。
ヘッダー部分をクリックすると列の追加や列名の変更などのメニューが表示されます。
これでヘッダーのラベルを変更できます。
列の追加を選択すると新しい列を追加できます。このときフィルタリングの条件は列ごとに指定可能となっています。
Tabletsの列
Phonesの列
他の列の値を計算した結果を表示したい場合、「数式と形式を編集」を選択します。
ここで次のように数式と表示形式を選択します。(左からA列,B列....となっているみたいです。)
これで数式の結果を列に表示することができます。
計算結果も大丈夫そうです。
グループ条件を追加することで例えば年月毎の値を表示できます。
列を追加した後、横棒として表示というメニューがあります。
これで値ではなく横棒グラフとして表示できました。割合値の隣に表示しておくと便利そうです。
グループ条件の最大指定数
グループ条件は無制限に指定できるのではなく、最大4つまで指定できるようになっています。
Waveの日付範囲指定や表形式の使い方はこんな感じでした。