ポータルユーザが他のユーザを作成できるようにするための設定方法についてです。他のユーザを作成できるようにしたい場合は、プロファイルのシステム管理者権限にある次の権限が必要になります。
- ポータルスーパーユーザ
- 代理の外部ユーザ管理
この権限は「Customer Portal Manager Custom」ライセンス用のプロファイルなどで設定できます。
この権限にチェックをつけるとタブの設定セクションに取引先と取引先責任者タブの項目が追加されます。ここでタブを隠すからデフォルトで表示に変更してタブの表示権限をポータルユーザに与えます。
また、プロファイルの下の方にある代理外部ユーザプロファイル関連リストからユーザ作成時に指定できるプロファイルを選択します。
ここまで設定するとポータルユーザが他のユーザを作成するための準備が完了です。ポータルユーザでログインすると取引先タブ、取引先責任者タブにアクセスできることを確認できます。
取引先責任者を作成後、外部ユーザの管理ボタンからカスタマーユーザを有効化を選択します。
これで表示される外部ユーザの管理画面で作成するユーザの情報を入力し、新しいユーザを追加することが可能です。
ちなみに外部ユーザの管理画面は社内ユーザが使用する新規ユーザ画面とは別の画面になります。そのためページレイアウトのカスマイズはできないみたいです。
カスタム項目の追加などのレイアウトのカスタマイズを行いたい場合は、Visualforceページを開発して対応する必要があります。
Visualforceページからなら、ユーザオブジェクトに追加されたカスタム項目の値でも参照、更新が可能です。(自分自身のユーザ情報とアクセス権のある他のユーザを対象に確認してみました。)
今回はコミュニティの画面でやっていますが、カスタマーポータルでも同様の手順で対応が可能です。