Force.comの話です。
Force.com
■地理位置情報のカスタム項目 ベータ
ベータ版ですが、位置情報のカスタム項目が追加されました。
データ型として追加されています。
ベータ版なので、いくつか制限事項が存在しているみたいです。
■組織権限セット
特定のユーザライセンスに関連付けない組織権限セットを作成できるように
なりました。
これまでは、異なるユーザライセンスを持つ複数のユーザに 1 つの権限セットと
設定を割り当てる場合、ユーザライセンスごとにそれぞれ割り当てる権限セットを
複数作成していました。
今後は、組織権限セットを使用して単一の権限セットを作成し、
異なるユーザライセンスを持つユーザにそれを割り当てることができます。
■Visual Workflow の機能強化
●Cloud Flow Designer の検索コントロール
検索のコントロールがパレットに追加され、エクスプローラに拡張されたため、
フローの作成および更新に必要なものをすばやく見つけることができるように
なりました。
●パレットの検索
パレットを検索することでApex プラグインまたはサブフロー要素をフローに追加するために必要な内容を迅速に見つけることが可能になりました。
●フローの検索
Cloud Flow Designer で、フロー要素およびリソースを迅速に検索するためのツールを提供しているそうです。
●Cloud Flow Designer のズームコントロール
キャンバス領域の右上にあるコントロールを使用して、ズームインとズームアウトを行えるようになりました。
新しい検索オプションとズーム機能を組み合わせることで、大量のフローの管理が非常に容易になります。
●新しい種別のフロー画面項目
次の種別の項目をフロー画面に追加できるようになりました。
Cloud Flow Designer では、これらのオプションは画面フロート表示の
[項目の追加] タブに表示されます。
●チェックボックス入力項目の概要
チェックボックス画面項目は、boolean 型です。フローユーザに、はい/いいえの選択肢を提供するには、チェックボックス画面項目を使用します。たとえば、次のような選択肢です。
●複数選択項目の概要
複数選択チェックボックス項目および複数選択リスト項目を使用すると、
フローユーザは画面項目で複数の選択肢を選択できます。
実行時、各複数選択項目には、その項目値がユーザが選択した選択肢の値を
セミコロンで区切った結合値として保存されます。
●Visualforce コントローラによるサブフロー変数へのアクセス
Flow.Interview クラスの新しいgetVariableValue メソッドを使用すると、Visualforce コントローラでフロー変数の値を取得できるようになりました。
●フローの移動オプション
画面フロート表示の新しい[移動オプション] 項目を使用して、
画面に[前へ] または[完了] のいずれかのボタンが表示されないように制限できます。
●Cloud Flow Designer の使用を開始するためのリソース
Cloud Flow Designer でフローを開いたり作成したりするときに、便利なリソースのコレクションが表示されるため、迷うことなくフローを作成することができます。
●Cloud Flow Designer の操作性に関するその他の機能強化
いままでできなかったことが、できるようになって操作しやすくなっています。
●ヘルプテキストとユーザ入力規則メッセージの差し込み項目
画面とユーザ入力項目のヘルプテキストに、差し込み項目を使用できるようになりました。
●デスクトップFlow Designerでの新規APIバージョンのサポート終了
デスクトップFlow Designer は、API バージョン 25.0 以前をサポートしています。
それ以降のバージョンではサポートされないとのことです。
●デスクトップFlow Designer のリンクとドキュメント
従来のすべてのデスクトップFlow Designer、つまり、デスクトップFlow Designer に同梱されているユーザマニュアル内の特定のコンテンツが統合されました。。
このコンテンツには、デスクトップFlow Designer 内から[ヘルプ] > [ユーザマニュアル] をクリックしてアクセスできます。
■スキーマビルダーの機能強化
●スキーマビルダーによるカスタムオブジェクトの削除
スキーマビルダーを使用してカスタムオブジェクトを削除できるようになりました。
●スキーマビルダーによるカスタム項目の削除
スキーマビルダーを使用してカスタム項目を削除できるようになりました。
スキーマビルダーで作業するときに、次の 2 つのカスタムオブジェクトのプロパティを選択または選択解除できるようになりました。
・ディビジョンを有効化
・カスタマーポータルで利用可
●セキュリティの機能強化
Winter '13 では、セキュリティを強化する新機能がいくつか導入されました。
・認証プロバイダの検出と外部ユーザへのリンク
・OAuth 2.0 べアラーアサーション要求の更新
・OAuth 2.0 JWT べアラートークンフロー
・新しい認証プロバイダのパラメータ
・[私のドメイン] のログインポリシーの明示的な設定
・クリックジャック保護を使用可能
・サービスプロバイダの起動による要求のバインド
■開発者コンソールの機能強化
●テストツール
開発者コンソールにテストツールが追加されました。
・テスト実行の作成と実行
・コードカバー率のチェック
●クエリエディタ
Winter '13 リリースでは、開発者コンソールにクエリエディタツールが
追加されています。
・SOQL クエリの実行
・行の挿入
・行の編集と保存
・行の削除
・Salesforce のレコードへの移動
●システムログビューのパースペクティブ
システムログビューでパースペクティブを作成できるようになりました。
■開発者コンソールのその他の機能強化
●コマンドラインウィンドウ
開発者コンソールにコマンドラインウィンドウが追加されました。コマンドラインウィンドウ
を使用すると、匿名のApex コードを実行し、結果のデバッグログを検索できます。
●API の機能強化
SOQLやSOSLの機能強化や新しいオブジェクトの追加等、いろいろと変更されています。
●Apex コードの機能強化
これも同様でいろいろ機能強化が行われています。
個人的に気になるのは、コールアウトのテストのサポートが行われたことにより、
今までテストクラスで実行できなかったコールアウトが実行できるようになるのが
気になります。