Part 7です。『env Commands』から試してみました。今回は試してみたよりは、内容を確認したという感じ。
env Commands
組織やコンピューティング環境などの環境を管理するためのコマンドです。
env compute collaborator add
Heroku ユーザーをこの Functions アカウントのコラボレーターとして追加できるコマンドとのこと。Functionsは今利用していないのでスキップ。
sf env compute collaborator add --heroku-user example@heroku.com
env create compute
コンピューティング環境は Salesforce 組織に接続する必要があります。デフォルトでは、コマンドはローカル環境の接続された組織を使用します。という説明になっていました。おそらくこれはSalesforce Functionsを使用する人向けのコマンドだと思います。
// Salesforce Functions を実行するコンピューティング環境を作成します。 sf env create compute // 環境を特定の組織に接続します。 sf env create compute --connected-org=org-alias // コンピューティング環境のエイリアスを作成します。 sf env create compute --alias environment-alias
コマンド実行。
sf env create compute --connected-org=sfdc-my-playground
Salesforce Functionsの準備ができていないのでエラー的な結果となりました。
sf env コマンドは今のところ必要にならなそうなので省略。
force Commands
force コマンドは、下位互換性のための従来のコマンドとのことです。
内容はこんな感じ。Bulk API1.0を使った処理が実行できますが、別コマンドでBulk 2.0が使えるようになっているのでほぼほぼ移行されていると思います。
1つ「sf force user password generate」コマンドは必要としていたコマンドでした。スクラッチ組織作成後に用意される管理者ユーザに対してパスワードを設定できるそうです。デフォルトのスクラッチ組織と書いてあるので、認証済みの組織を対象に実行できるのかも。それなら設定ページからパスワードリセットするのと同じかな。
generate Commands
プロジェクトの生成、関数の作成などを行うコマンドです。
generate function
特定の言語に固有の基本的なスキャフォールディングを使用して Salesforce 関数を作成します。
// javascript関数を作成します。 sf generate function --function-name myfunction --language javascript
試してみました。これもSalesforce Functionsの機能の一つでエラーという結果になりました。
info Commands
コマンドラインから Salesforce CLI 情報にアクセスできるコマンド。
info releasenotes
display コマンドラインで Salesforce CLI リリースノートを表示します。
// 現在インストールされている CLI バージョンのリリース ノートを表示します。 sf info releasenotes display stable, stable-rc, latest, latest-rc, rc // CLI バージョン 7.120.0 のリリース ノートを表示します。 sf info releasenotes display --version 7.120.0 stable, stable-rc, latest, latest-rc, rc // タグに対応する CLI バージョンのリリース ノートを表示します (stable、stable-rc、latest、latest-rc、rc)。 sf info releasenotes display --version latest
試してみたところ、サンプルコードはそのまま動くものではありませんでした。
次のコマンドは実行できました。リファレンスサイトでチェックした方が見やすそうかなと思いました。
sf info releasenotes
Part 7 のまとめ
「env Commands」「force Commands」「generate Commands」「info Commands」がどういう感じかを確認できました。けっこうSalesforce Functionsに関係するコマンドが用意されているということは知れてよかったです。