Developer環境でChatter Freeライセンスのユーザをつくったので、このユーザでどんなことができるか確認してみました。
Chatter Freeユーザは無料で使用できるユーザライセンスです。Chatter機能のみ利用でき、取引先や取引先責任者などの標準オブジェクト、その他カスタムオブジェクトの利用はできません。Developer環境では5000ユーザまで使用できるようになっていました。
フォローやグループへの追加はもちろん、@メンション機能やトピックも利用できます。オブジェクトに関連するフィードを@メンションで共有しようとすると、アクセス件がないとメッセージが表示されます。投稿自体は可能ですが、Chatter Freeユーザからは参照できませんでした。
Chatter Freeユーザでログインしたときの画面がこちらです。タブは表示されずホーム画面への遷移やサイドバーの利用はできませんでした。(おそらくロゴの変更もできないと思います。)
ユーザ情報の詳細ページです。設定メニューは私の設定とプロファイルの編集が利用できます。
私の設定で変更できる内容はこちらです。普段からログインする場合はメール通知をOFFにしておいた方がメールの確認作業が減って便利だと思います。
承認済み接続ではChatterデスクトップなど使用を許可した外部アプリが表示されます。取引先という単語がすこしややこしかったです。
Chatter FreeユーザでもChatterデスクトップの使用が可能です。
Chatterデスクトップのメニューを開くとキャンセルボタンしか表示されませんでした。今回は別ユーザでダウンロードしたChatterデスクトップを使用してログインできるか確認しました。
プロファイルの編集画面では、氏名や連絡先の情報を変更できます。一部の情報は、従業員(社内ユーザ)のみに表示するか、外部ユーザ(顧客など招待された社外ユーザ)にも表示するかの選択が可能です。
設定画面を見た感じでは代理ログインの機能は利用できないみたいでした。
パブリッシャーアクションも使用できます。しかしオブジェクトに関連するものは使用できません。Visualforceを使用するアクションも参照不可だと思います。
アクセス権のあるCommunityの参照も可能です。グローバルヘッダーも使用できるので簡単に切り替えることができました。こちらもタブの切り替えがありませんでした。おそらくChatterアンサーの機能(Q&Aタブ)などは利用できないと思います。
一番気になっていたのがSalesforce1アプリが利用できるかについてだったのですが、これも問題なく使用できました。もちろんChatter機能のみの利用になりますが、フィードへの投稿機能だけでなくファイルの共有も可能です。
機能は限定されますがパブリッシャーアクションも使用できます。
お知らせ通知機能も利用できました。
コミュニティの切り替えも可能です。
こんな感じでChatter関連の機能は一通り利用することができました。Chatterは社内で情報共有するのにとても便利な機能です。標準機能の利用が必要の無いユーザでもChatter FreeユーザとしてSalesforceを利用すれば社内外の情報共有に役立ちそうです。