前回、有効化からアプリケーションの作成とデータセットの設定まで確認したので、それの続きです。
はじめに
まずは作成したTrailheadアプリケーションにデータセットの残りを追加して次の状態にします。この状態でいろいろ確認していきます。
レンズの設定
データセットの『Product Opportunity』を選択します。(編集リンク以外の部分)
これで新規レンズタブが表示されました。この画面でグラフの種類や絞り込み条件の設定ができるみたいです。
表示されているグラフにマウスオーバーしてみると件数が表示されました。おそらくサンプルのJSONファイルでインポートした件数が表示されていると思います。
レンズの条件メニュー
まずは条件設定のメニューから確認してみようと思います。
基準
メニューの一番左に表示されているのが基準です。
ここで件数を表示するか合計や平均を表示するかなどを指定できます。合計金額項目の合計に切り替えてみると、件数が表示されていたグラフが合計金額の合計を表示するグラフに変更されました。
『+基準』のボタンをクリックするとグラフの数を増やすことができます。これで合計以外の条件のグラフも一緒に確認することができるみたいです。
Group
『+グループ』のボタンをクリックすると特定条件で集計できます。
試しにOpportunity.AccountIdの条件を追加してみました。
一意の条件にするにはAccountIDが必要だと思うのですが、IDだとちょっとわかりづらいのでAccountNameも条件に追加してみます。
なぜか色がついてカラフルになりましたが、ひとまずAccountNameも表示できました。グループの追加はこのように利用できるみたいです。
グループ追加した後、「左に移動」/「右に移動」という選択ができるようになります。
これでグループ条件の順番を変更できました。
・・あともしかするとOpportunity.Account.Nameという指定ですが、商談の取引先IDでグルーピングしてName項目を表示するという意味かもしれません。そこまで確認しませんが今回はAccountIDは除外しておきます。
グループ条件の削除はマウスオーバーで出てくる☓リンクから行えます。
グループを指定するとき条件というリンクが表示されます。
これで特定の値で絞込ができるみたいです。
選択した値を条件にグラフ表示ができました。
アクション
グループの隣にあるアクションを使うとコピーやクリアなどのメニューがありました。ですが利用には条件があるみたいです。
とりあえず選択できた画像のエクスポートを試してみました。このようにグラフを画像として出力できるみたいです。
Ctrl + sのキーで保存もできました。
オプション
歯車アイコンはオプションのメニューで対数スケールのON/OFFと昇順/降順の切替ができます。
対数スケールをONにするとグラフの基準線の位置が移動して大きく表示されるようになりました。
昇順と降順を指定すると合計金額のソートが実行されました。(取引先名ではないので注意)
昇順
降順
グラフの種類
カラフルなグラフアイコンを選択するとグラフの種類を変更できます。
縦棒グラフ
未加工データテーブル
ドーナツグラフ
指定した条件では表示できないグラフを選択すると、条件がクリアされるみたいです。
条件
特定の値で絞り込むための条件指定ができます。グループの条件指定からも設定できます。
数値型項目の場合はこのように指定できたりするみたいです。
履歴の確認
グラフ種類や絞り込み条件を変更した後、やっぱり戻したいという場合には、左上の履歴メニューを使って戻すことができるみたいです。
履歴の隣にあるのは「初期ビューに戻る」アイコンです。これを選択するとすべての条件がクリアされます。・・画面リフレッシュとかではありませんでした。
保存
条件設定が完了したら、右上の保存アイコンから設定を保存できます。
こんな感じで名前や説明、保存先のアプリケーションを指定できます。
一度保存した後は別名で保存することもできるみたいです。
デザイナにクリップ
これを選択すると画面が切り替わってこんなことができました。
適当に配置して『▶』アイコンを選択すると画面が表示されました。
ダッシュボードの機能と思われますが、詳細は次の機会に確認しようと思います。
共有
一度保存すると共有アイコンが表示されました。これで他のユーザへグラフを共有したりできるみたいです。
アクセス権
フィードに投稿
共有URL
フィードに投稿というのがChatterなのかちょっと気になるのですが、とりあえずこういうことができました。レンズの基本的な使い方は以上になります。保存したレンズはアプリケーションのトップページに追加されていました。
追記
Trailheadで紹介されているサンプル設定のグラフはこんな感じです。
グラフ表示後も凡例のところを選択して強調表示したりもできるみたいです。