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SFDC:Analytics Cloudを試してみました - Part1

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Wave Analytics Trail | Salesforce Trailhead

TrailheadのメニューにAnalytics Cloudが追加されました。Getting Started with Surfing Your Wave Analyticsを覗いてみたところ、Analytics Cloudを試すことができる開発者向け組織を取得できるみたいです。

せっかくなのでこの開発者向け組織とTrailheadを見ながらAnalytics Cloudの使い方を確認してみました。

有効化

Analytics Cloudが使えるDE組織にSign Upすると、設定にAnalytics Cloudが追加されています。分析の有効化ボタンをクリックすると利用できるようになります。
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有効化後に表示される画面がこちら。
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ちなみにこのDE組織にはデモデータが初期登録されていました。自分で準備せずにすぐに動作確認ができるようになっています。
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Analytics Cloudは以下の端末で利用できます。

  • PC
  • iPhoneとiPad
  • Apple Watch


有効化すると新しい設定メニューが追加されるようになります。
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Waveにアクセス

はじめに"Start Surfing the Wave"アプリを有効化します。このアプリを利用すると動作化確認用の初期設定を自動で行ってくれます。


アプリの有効化は次のURLからです。

https://startsurfingthewave.herokuapp.com/actions/enablement

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アプリを有効化した後はアプリケーションメニューに分析(Analytics)が追加されます。これは設定→アプリケーションでも確認できます。
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分析を選択するとWaveのページが表示されました。
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Waveのページから元のページに戻るときはヘッダーメニューから戻れそうです。
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アクセス権の設定について

デフォルトでは各ユーザはAnalytics Cloudにアクセスできません。アクセスするには権限を追加する必要があります。権限の追加は権限セットを使って行います。
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"Start Surfing the Wave"アプリを有効化すると有効化したシステム管理者ユーザに権限セットなどが自動で割り当てられていました。
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権限セットライセンスというのもでてきますが、これは設定→組織情報で確認できます。
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"Start Surfing the Wave"アプリを使わずに自分で権限を追加する場合は手動で割り当て設定を行います。
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一応プロファイル側で有効化できるか確認したところ、こちらからは設定できなさそうでした。

基本的な使い方

アプリケーションについて

Waveのページにアクセスすると2つのアプリケーションが表示されています。

  • 私の非公開アプリケーション (My Private App)
  • Shared App

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自分だけで利用するアプリケーションと他のユーザと共有できるアプリケーションの二種類です。ここにダッシュボードなどを追加して利用していくみたいです。
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データのインポートについて

Analytics CloudではSalesforce組織のデータをそのまま利用するのではなく、自分でインポートしてあげる必要があります。データのインポートする方法はいくつかありそうなのですが、1つの方法としてJSONファイルを使った方法がTrailheadで紹介されていました。次のURLリンクでサンプルファイルをダウンロードできます。

http://startsurfingthewave.herokuapp.com/trailhead_dataflow

ファイルの内容はこんな感じ。
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ヘッダーメニューの歯車アイコンのデータ監視を選択して左上の選択リストからデータフロービューを選択するとインポート実行画面を表示できます。
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アップロードはここからできました。
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メニューのアップロードを選択するとポップアップ表示されます。
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ファイルを選択して実行してみたところ、サクッと完了しました。
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今のはファイルのアップロードだけでインポートが実行されたわけではないみたいです。インポートの実行はメニューの開始を選択すれば良さそうです。
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開始を選択後、インポート処理が実行されました。画面から実行状況を確認できるようになっています。
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実行状況は画面上側にあるリフレッシュアイコンをクリックすると更新されます。
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すべて正常に実行されるとアイコンが緑色になりました。
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これでインポート作業が完了となります。

アプリケーションの作成

インポートまで完了したので続いて新しいアプリケーション作成を試してみます。
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右上の作成メニューでアプリケーションを選択するとポップアップが表示されます。
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アプリケーション作成後は、アイコンや説明項目を編集することができました。
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データセットの追加

ホームに戻りデータセットを確認します。
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マウスオーバーすると編集リンクが表示されます。
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これをクリックするとデータセットのプロパティが表示されます。(編集リンクの外側も別ページへのリンクになっているので注意してください)
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プロパティを表示したら対象のアプリケーションを選択します。
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変更後は画面右下の方にある更新ボタンをクリックします。
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反映まで少し時間がかかるみたいです。
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今回の変更はすぐに反映され、アプリケーション内にデータセットが表示されました。
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これで基本的な準備が完了したみたいです。