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SFDC:【ケースの割り当て】自動レスポンスルール

ケース自動レスポンスルールとは、メール、Web サイト、セルフサービスポータルまたはカスタマーポータルからキャプチャされるケースに応答するときに使用するメールテンプレートを決めるルールを設定できる機能です。

一度に有効にできるルールは一つだけ。新しく有効にすると既に有効化されているルールは無効になります。

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自動レスポンスルールの作成

新規作成時にルール名を入力して有効化チェックを付けます。

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エントリの作成

ルールを作成するとエントリを作成できるようになります。

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エントリ作成例

例えば次のように設定します。

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設定内容は次のとおりです

  1. ケースのWeb 会社名項目に"株式会社テスト"と一致するものを対象とする。
  2. メール送信社名は"Taiki Yoshikawa"とする。
  3. メール送信時のテンプレートは"Support: Case Created (Web Inquiries)"とする。

主な条件は以上となります。
あとは送信元のメールアドレスを指定したり、送られたメールの返信時のアドレスを指定したりできます。

  1. 動作確認

条件にあてはまるように次のようなケースを作成します。


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ケース作成時に指定したメールアドレスに次のようなメールが送信されます。


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メール内容

件名

SFDCの組織名 + ケースのケース番号 + 実行された自動レスポンスルール名。

メール送信者

自動レスポンスルールで指定した送信者。

メース送信元アドレス

自動レスポンスルールで指定した送信元アドレス。
アドレスの後ろに文字列が追加されていましたが、自動レスポンスルールで送信時に自動で付与されるものだと思います。

メール本文

自動レスポンスルールで指定したメールテンプレートの内容。

返信時のアドレス

自動レスポンスルールで指定した返信用アドレス。


このようなメールが送信されることを確認できました。
自動レスポンスのルール名はメールの件名に使用されるので適切な名称にする必要があります。

動作確認補足

検証に使用したWeb 会社名項目はWeb-to-ケース情報セクションの機能となります。
これはWeb-to-ケースから作成したケースにのみ使用できる項目です。

まとめ

今回作成したエントリは一つのみですが、複数作成することも可能です。
複数作成することでケース取り込み方法によってメールテンプレートを切り替えることが可能になります。