Winter'13ぐらいからベータ版で公開されている地理位置情報というデータ型があるのですが、時間のあるときに使い方を確認しようと思っていたら、いつの間にかSummer'13がリリースされるような時期になってしまいました。いい加減使い方を確認しなくてはということでちょっと確認してみました。
地理位置情報型はカスタム項目作成時に他の型と同じように普通に選択できます。
基本的には他の型と同じような入力内容なのですが、緯度および経度表示の表記法というものが選択できるみたいです。
とりあえずそれぞれの項目を作成してみました。
度、分、秒
小数
表記法の判別は地理位置情報オプションの小数項目にチェックがあるかないかで判断するみたいです。また、小数点の桁数は任意で指定できるみたいです。
項目は作成できたので、次は値の入力をしてみようと思います。入力画面は次のように表示されました。
作成した項目は一つずつなのに「Latitude」と「Longitude」の2種類の項目が入力欄として表示されました。「Latitude」は「緯度」、「Longitude」は「経度」を入力するためのものみたいです。
試しにひらがなの文字を入力してみたところ次のエラーメッセージが表示されました。
どうやら数値のみ入力できるようになっているみたいです。
次は正常に登録できるようにちゃんとした値を登録してみたいと思います。
緯度・経度の値は次のサイトから確認することができます。
geocoding
http://www.geocoding.jp/
上記サイトで確認した緯度・経度を入力してみると次のように登録できました。
度、分、秒と小数の項目には次のように同じ値を登録してあります。
- Latitude : 35.681382
- Longitude: 139.766084
これを編集しようとすると値には小数点表記で登録されていたので表記法は値参照時にのみ自動で変換されるものみたいです。
緯度・経度はSalseforceとGoogleMapとの連携をする時などに必要になるもので、今まで他の型で対応していたものが正式に地理位置情報型として扱えるようになるのはとても便利だと思います。地理位置情報型として位置情報を登録すると距離を算出するといった使い方もできるみたいです。