tyoshikawa1106のブログ

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SFDC:API39.0と開発者コンソールの例外クラス作成サポートについて

Spring'17へのバージョンアップによりAPI39.0から開発者コンソールで例外クラスを作成できるようになりました。

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開発者コンソールでの例外クラスの作成


Apex開発をするときは基本SublimeText×MavensMateだったので、開発者コンソールからは例外クラスを作れないという事自体あまり気にしたことがなかったのですが、Spring'17からは作成できるようになりました。


実際にDev環境で試してみた所、エラーなく作成することができました。
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ちょっと驚いたのですが、MyExceptionというクラス名で作成したところ、自動で例外クラスとして生成されました。末尾がExceptionの場合は例外クラスとして生成されるんだと思います。

SFDC:Spring'17 - FlexiPageリソースの廃止対応

FlexiPageリソースは API バージョン 39.0 で廃止されたみたいです。注意点として以前のすべての API バージョンからも削除されると記載があります。

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削除されたリソース: FlexiPage


このFlexiPageをつかったことは無かったのですが、Salesforce1用のページを作成できる機能だったと思います。SOAP APIのdescribeFlexiPages() と DescribeFlexiPageResultも一緒に利用できなくなりました。

Spring'17 - SOAP API


過去バージョンも含め FlexiPageのすべてが廃止されたと思ったのですが、メタデータ API および Tooling APIでは引き続き取得できるみたいです。使ったことがないので今後も問題なく作成したり利用したりできるのかちょっと不明ですが、こういったことがリリースノートに記載されていました。

SFDC:Spring'17 - 開発者コンソールとコードカバー率表示の制限の緩和

Spring'17で開発者コンソールのコードカバー率の結果の表示件数の増加ということで制限が緩和されました。

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開発者コンソールのコードカバー率の結果の表示件数の増加


今までは開発者コンソールでテスト実行後にカバー率を確認しようと思っても2,000 行までしか表示されませんでした。Spring'17で制限が緩和され、2,000 個を超える Apex クラスおよびトリガがあっても、開発者コンソールですべてのコードカバー率の結果を表示できるようになりました。


この制限に引っかかって困る機会はなかったので存在自体気づいていませんでしたが、便利になってよかったと思います。

SFDC:Salesforce Success Communityのログインページについて

Salesforce Success Communityのログインページといえばこちらのページが用意されています。
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Salesforce Success Community


ここからログインすると英語版のSuccess Communityページに移動します。Collaborationを選択しても自分のフィードが表示されるだけなので、日本向けSuccess Communityグループに移動するにはグループを選択しなくてはなりません。
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そういうものだと思って利用していたのですが、調べてみたところ、ログイン後にすぐ日本向けSuccess Communityのカスタマーグループへ移動したい人向けに次のページが用意されていました。
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Success - カスタマーサクセス 日本


こちらただの紹介ページではなくログインすると日本のグループに移動するようになっています。
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ログイン後に英語のサクセスコミュニティが表示されるのは嫌だという方はこちらのページをブックマークしておくとログインしてすぐ日本のグループに移動できて便利そうです。

※ログインはJoin the Conversationボタンから行って下さい。

SFDC:LockerService有効化に伴うHeadマークアップのセキュリティ向上とtitleタグについて

LockerServiceが有効になっている場合にページの head マークアップで使用できるタグ、属性、値が制限されるようになります。
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ページのHeadマークアップのセキュリティの向上


LockerService が有効になると、無効なタグ、属性、値を使用している head は無効になるのですが、その中でよく使われていそうなタグとしてtitleタグがあります。"許可される属性はありません。"と記載がありますのでtitleタグは利用できなくなると思います。


LockerServiceですがSummer'17で有効化されるようになっているのでそれまでに対応しておいた方がいいみたいです。

SFDC:Chatterのフォロー上限数について

Chatterのフォロー機能ですが最大500件までと上限が決まっています。この上限を超えるとフォローの際に「すでに最大数のレコードを登録しています。別のレコードの登録を解除してからもう一度お試しください。」とエラーメッセージが表示されるみたいです。この上限はSalesforce の制限クイックリファレンスガイドで確認できました。
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Salesforce の制限クイックリファレンスガイド


自分がフォローしているレコード数ですがプロファイルページで確認できます。
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すべて表示のリンクをクリックするとフォロー一覧が表示されますが、その際にオブジェクト毎にグループ分けして表示できます。
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この機能をつかってフォローを解除していくことが可能です。ちなみに380件程あったフォローを1つずつ解除していって30件ほどになるように対応してみたのですがだいたい20分ぐらいで対応できました。


レコードのフォローですが、私の設定にある「作成したレコードを自動的にフォローする」にチェックがついていると自動でフォローされる仕組みとなっています。便利なオプションですが上限が決まっているので状況に合わせて利用するのが良さそうです。
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フォローの一括解除機能は標準では用意されていなさそうですが、Smart Follow Listという便利そうな製品があるみたいです。
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フォロー件数の上限に達した! | Salesforceサービス | NCD


実際に試してはいないのですがAppExchangeで公開されていました。
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フォロー一括解除ツール Smart Follow List


フォロー上限の制約ですがIdeasで緩和の要望が上がっていました。
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Raise the Chatter follower limit-Chatterのフォロー上限の緩和


コメントに記載がありましたがもうひとつのページでも要望が上がっていてそちらが本体みたいです。
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Increase number of Chatter Objects one can Follow - Ideas - Salesforce Success Community


緩和して欲しい人はこちらの投票に参加すると良さそうです。ただ500件以上フォローできたとしても全件が活発に更新された場合、ちょっと追いきれないような気もします。


Chatterのフォロー上限数についてはこんな感じのルールとなっていました。