tyoshikawa1106のブログ

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SFDC:MuleSoftの導入検討のポイントについて教えてもらいました

MuleSoftはシステム間のデータ連携を行うときに複雑な連携処理を開発しなくてもクリックベースで連携の仕組みを構築できる製品です。

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Salesforce integration solutions | MuleSoft


 日本語の情報はこちら。

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MuleSoft : すべてのアプリ、データ、デバイスをつなぐ方法(同時通訳) - Salesforce Live


Lightning ConnectやHeroku Connectと同じような感じの製品です。(MuleSoftは更にカスタマイズ性が高いのかも)


Salesforceと既存の社内システムを連携する必要があってApexバッチやApexトリガによるデータの加工を行い、データローダバッチによるCSV形式での自動出力、既存システム側でのデータ取り込みと出力機能の開発(ここはノータッチ)といった感じでけっこうバリバリ開発して実現したのですが、最近話題に上がっているMuleSoftがあればメンテンナンス性を向上させる形でシステム連携が可能にならないかという話がありました。
(※データ連携についてですが開発はそれなりに大変でしたが、大規模プロジェクトで行わるような規模ではないという内容です。)


MuleSoftについて料金が高いという漠然とした情報を元に必要なシステム連携の実装内容と費用が見合わないですといった話をしたことがありました。一応この回答でも間違えではなかったと思いますが、理想はもう少し詳細な理由を説明できたらいいなと思っていました。・・というときにTwitterで詳しく導入検討のポイントを教えてもらいました。だいたい下記の規模間でシステム連携が必要になったときに導入検討すると比較的コストに見合った製品導入ができるみたいです。

MuleSoft導入検討のポイント
  • 連携対象システムの数が5以上
  • 連携だけでなく各システムをAPI化して今後のシステムの変化に柔軟性を持たせたいようなとき
  • Point to Pointの連携だけがゴールの場合、もちろん可能ですが割高に感じるかも


システムの数など具体的なイメージを持つことができました。次からはより具体的な説明ができるようになり、非常に助かりました。(連携対象システムの数に関しては正直想像以上でした。)


もちろんケースバイケースなので要件を満たせそうなら検討した方が良いと思いますが、Salesforceと別のシステム間で一部データをちょっと連携したいという場合は自分たちで開発して対応するという選択で問題なさそうです。

おまけ

MuleSoft / Lightning Connect / Heroku Connectの費用間についてですが、システム連携に知見のある優秀なエンジニアが一人雇えるぐらいという費用間のイメージを持っていました。(詳細な価格は問い合わせしたことはありませんが)

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