Salesforceのリレーション設定には主従関係と参照関係の2種類が用意されています。主従関係の場合、積み上げ集計項目を用意することができ、特定の条件で件数や値の合計などを集計できます。
この主従関係ですが、データ型変更で参照関係に切り替えが可能となっています。この主従関係→参照関係への変更時に集計処理が実行できなくなった積み上げ集計項目はどのような挙動をするかきちんと確認してみました。
結果・・・・
データ型の変更はできなくなっています。
積み上げ集計項目の無い他のオブジェクトで確認したところ、主従関係項目でもデータ型の変更は可能でした。積み上げ集計項目が存在する場合は削除してからでないとデータ型の変更はできないようになっています。
とうことで積み上げ集計項目を削除してもう一度確認してみると・・・
無事にデータ型が変更できるようになります。
補足
項目削除時、削除済み項目として保持されますがそこからも削除する必要があるので注意してください。
主従関係のデータ型変更と積み上げ集計項目の関係はこんな感じになっています。主従関係を参照関係に変更したとき積み上げ集計項目の値はどうなるか聞かれたら、項目が存在する場合変更できないと答えれば大丈夫です。
おまけ
参照関係から主従関係にデータ型を変更する場合ですが、すべてのレコードに紐付きを用意しておく必要があります。紐ついていないレコードがある場合は、データ型変更時にエラーとなります。
また主従/参照関係からテキスト型など他のデータ型への変更はできないようになっています。