tyoshikawa1106のブログ

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SFDC:Lightning メールテンプレートのレコードリンク差し込みを試してみました

Lightning メールテンプレートのレコードリンク差し込みを試してみました。


Salesforceメールテンプレートは従来のClassicテンプレートと最新版のLightningテンプレートの2種類あります。


ユーザが日々の業務で使うのはLightningテンプレートでシステム側のメールアラート処理などで使うのはまだClassicテンプレートって感じかなと思って数年、さすがにそろそろLightningテンプレートで統一していった方がいいかと改めて使い方確認しました。


基本的な使い方は変わらないものの、一番の違いはレコードリンクの差し込みのところ。Classicは「詳細リンク」という選択肢が用意されています。



Lightningメールテンプレートの場合は選択肢の中に詳細リンク的なものが見当たりません。


まさか無いってことは...と検索してたどり着いたのがこちらのIdeaExchange。


2021年に登録されていましたがステータスが「Open」となっていて未解決という状態でした。引き続きClassicテンプレートを使ったほうが良さそうかなと判断しようと思ったところ、次のコメントが投稿されていました。


コメントによると選択肢の中には無いけど決まった変数を直接入力すればちゃんと識別されるみたいだよという話。試してみたら本当に動作しました。

■リードと取引先責任者
{{{Recipient.Link}}}

■その他のオブジェクト
{{{OBJECTNAME.Link}}}

商談のレコードリンク差し込み

こうして。


こうなって。


こうして。


最後にこうします。


これで実際にメールアラートを動かしてみると・・・


メール本文の中にレコードリンクを差し込むことができました。クリックして商談レコードにアクセスできることも確認。


リードと取引先責任者の{{{Recipient.Link}}}は試していませんが、普通に動くと思います。またカスタムオブジェクトでも問題なく動作することを確認できました。


Lightning メールテンプレートのレコードリンク差し込みについてはこんな感じでした。これでできない理由は無くなったのでメールアラートなどシステム系メールテンプレートもLightningへ切り替えちゃんとやっていこうと思いました。

参考

SFDC:Lightning Record Picker Componentを試してみました

Salesforce Developer Blogで紹介されていたLightning Record Picker Componentを試してみました。

Introducing the Lightning Record Picker Component | Salesforce Developers Blog


どういうものかというと次のような仕組みとなっています。(※まだベータ版)。


類似のコンポーネントで「lightning-input-fieldルックアップ フィールド」があります。よく似ているけどメカニズムが違うとのこと。

サンプルコードを試してみました

とりあえず動く状態になったのがこちら。


サンプル取引先責任者のルックアップフィールドになっています。部分一致のあいまい検索です。


対象レコードを選択した結果はこちら。ルックアップフィールドの下側の詳細情報表示しているのは一応別コンポーネントを実装して実現できるもの。(こちらもサンプルあり)

サンプルコードについて

ブログ内に記載されているサンプルコードは仕様部分の記載のサンプルで動くものではないようでした。(たぶん)


動くものはというとGitHubのlwc-recipeリポジトリで公開されています。


lwc-recipes/force-app/main/default/lwc/recordPickerHello at main · trailheadapps/lwc-recipes · GitHub


GitHubからコードを取得してsalesforceCLIのデプロイコマンドをつかってデプロイしてもいいですし、一個ずつファイルを手動作成しても作れます。


JS側はこんな感じ。・・・こんないろいろ実装必要になるの?(Apexはたしかに要らないみたいだけど)


recordPickerHelloのサンプルを動かすには、「c-contact-tile」「c-error-panel」「c-view-source」のLWCも用意する必要があります。これらもGitHubのlwc-recipeリポジトリで公開されているのでそこからコードを取得できます。


Lightning Record Picker Componentを試してみました。試してたのは基本的なサンプルコード一つだけで他にもありそうでしたが、必要な情報の確認はできました。「lightning/uiGraphQLApi」の使い方の確認にもなるので試してみると面白いサンプルコードになっていると思います。

SFDC:動的関連リストへのアップグレードを試してみました

Trailheadを見ながら動的関連リストへのアップグレードを試してみました。

Upgrade to Dynamic Related Lists | Salesforce Trailhead


まずは取引先ページにアクセス。


Lightning ページを編集でアプリケーションビルダーモードに切り替え。


動的関連リストコンポーネントがあるので、ページに配置する。


配置すると普通の関連リストみたいに表示されます。



親レコードを選択します。現在表示されているレコードを指定できるし、親取引先項目を使用したりと設定できる感じ。


対象関連リストを選択します。



対象関連リストの指定後は表示項目の設定やソートの設定といったこともこの画面で行えます。


現在の取引先レコードの商談関連リストを表示すると設定した結果はこうなります。


動的関連リストでできることとしてフィルター機能があります。


例えばフェーズがクローズとロスト以外の商談を表示したい場合はこんな感じ。



表示ラベルも任意で設定できます。


これで設定完了。


一度に表示する件数も設定できます。

おまけ

TrailheadのチャレンジとしてはType項目出し忘れてるとかミスがあったのでその辺は追加で調整。


けっこう設定忘れあった。


関連リストアクションもちゃんと設定する必要あります。



エラー修正してこれで完成でした。

日本語表記の設定画面

Trailheadやりながらだったのでユーザ言語を英語表記でやってましたが、日本語表記だとこんな感じ。動的関連リストコンポーネントがあってこういうことできると知っておけば設定自体は画面見ながらで迷わず操作できる内容だと思います。

まとめ

動的関連リストへのアップグレードを試してみた結果はこんな感じ。アップグレードってプロジェクト名でしたがコンポーネントの使い方って感じでした。

SFDC:コードスニペットをつかったLightning Web コンポーネントの開発を試してみました

2023年10月17日ごろ公開されてたSalesforce Developers Blogの「Build Lightning Web Components Faster with Code Snippets」という記事で紹介されていたコードスニペットをつかったLightning Web コンポーネントの開発を試してみました。


Build Lightning Web Components Faster with Code Snippets | Salesforce Developers Blog


Salesforce Extension Pack for Visual Studio Code (v58.6.2)から利用可能になるようです。自分の環境をチェックしてみたら「v59.3.1」となっていたので全然OKでした。


バージョン確認する際に最初にインストール中になっていたので勝手にアップデートされていると思います。

コードスニペットとは

そもそもコードスニペットとはというところで、コードを書いてるときの保管機能という感じ。

コードスニペットの使い方

使い方は二種類。コマンドパレットから起動する方法とHTMLファイルにコードを書いているときの自動起動。


実際に動かしてみました。まずはLWCを新規作成。

「cmd + p」でコマンドパレットを起動。「>」を最初に入力。それからスニペットと入力するとスニペットを挿入と出てきました。


スニペットを挿入を選択すると候補がでてきます。


今回は記事と同じように「pill」を入力。


ポチポチと進めるとコード挿入がうまくいきました。「lightning-pill」の「lightning-avatar」という感じで必要なタグがひとまとめになって挿入できる感じ。


上記がコマンドパレットからスニペット機能を利用する方法の利用イメージです。もうひとつHTMLファイルにコードを書いているときの自動起動の方は次のような感じでした。


「<」とタグの先頭部分の記号を書くと候補が出てきます。(※ちょっと間違えてた。後で少し下に補足書きます。)


先程と同じく「pill」と入力。候補が絞り込まれます。


使いたいのが表示されないなってときにはやり直すと解決するかも。


これでコードスニペットの機能を使ってコードの挿入ができました。


実行結果はコマンドパレットの手順のときと同じ。・・・と思ったのですが、先頭に余計な「<」がついてました。


どうやら先頭の「<」はいらないみたいです。最初から「pill」と入力する形で反応しました。


Salesforce Developers Blogで紹介されていたLightning Web コンポーネントの開発が楽になるコードスニペット機能はだいたいこんな感じでした。lightningタグはけっこう覚えるのが大変なのでコードスニペットで補完してくれるようになるのはすごい便利そうでした。

コードスニペットの自作

ここは試しませんでしたが、「プロジェクトのディレクトリsnippets.code-snippetsにファイル」を作成する形で自作のコードスニペットを用意できるみたいです。


デフォルトでは作成されていないので、必要なら自分で用意する感じ。


配置場所は「.vscode」の中っぽい。


いまのところ自作するような場面は無いかなと思いましたが、会社の組織でよくでてくるキーワードとかコードスニペットに用意すると良いのかなと思います。

SFDC:Trailheadのイベントモニタリング機能のコンテンツを読んでみました

Trailheadのリアルタイムモニタリング機能のコンテンツを読んでみました。「Salesforce Shield を使用したアプリケーションの保護」というトレイルに関連コンテンツがまとめられています。

Salesforce Shield を使用したアプリケーションの保護 | Salesforce Trailhead


今回チェックするのは「イベントモニタリング」と「リアルタイムイベントモニタリング」の2つ。サクセスナビのページでもリンク紹介されてたやつです。

Shield Event MonitoringとDeveloper Edtion

有償ライセンスの機能ですが、Developer Edtion組織で普通に試すことができるようになっています。(ログの保存期間は1日とかになっていたと思います。)

イベントモニタリングとは?

「データの安全性を確保するために Salesforce に搭載されている多数のツールの 1 つ。」「個別のイベントに関する情報を参照したり、イベントのトレンドを追跡したりして、異常な行動をすばやく特定し、会社のデータを保護することができます。」

30日間保持される約50種類のログデータ。24 時間後に参照およびダウンロード可能なる。

  • ログイン
  • ログアウト
  • URI (Salesforce Classic での Web クリック)
  • Lightning (Lightning Experience と Salesforce モバイルアプリケーションでの Web クリック、パフォーマンス、エラー)
  • Visualforce ページの読み込み
  • アプリケーションプログラミングインターフェース (API) コール
  • Apex の実行
  • レポートのエクスポート
用途

特定の日付で異常な数のログインがあったことを可視化できる。


その他の用途としては次のような感じ。

  • データ損失の監視
  • 導入の促進
  • パフォーマンスの最適化

Salesforce イベントログファイル (ELF) ブラウザーについて

Salesforce Event Log File Brower。ログ情報を簡単に参照するのに便利なツール。一応正式製品ではありません。とコメントがあるので使える部分で利用する感じ。

開発者コンソールでのイベントログファイルのクエリ

開発者コンソールでクエリ実行してログデータを参照できます。一からクエリを書くのではなく、File→Open→Entity Type→Objects→ EventLogFileという感じで対象項目の選択画面が表示されて、そこからクエリを生成してくれるようになっているとのこと。


あとはREST APIとかでも操作できるとのことなのでシステム連携まわりの開発も可能になっている感じ。

イベントログファイルのダウンロード方法

手作業でやるのは「Salesforce Event Log File Brower」が準備等不要でシンプルな作業。ただ、自動化したりシステム連携でやるのは次の2つの方法が良いようです。

  • curl (cURL スクリプト)
  • Python (Python スクリプト)


Python スクリプトを利用するとWindowsユーザが操作しやすいメリットがあるとのことです。

データの分析

ログファイルのダウンロードはSalesforce保管期間を超えて過去のログ情報を他システムなどで残したい場合に使用します。日常業務でのログ情報の分析は分析アプリケーションを使用します。

リアルタイムイベントモニタリング

30日間保管されるログはイベントモニタリングで、これとは別にリアルタイムイベントモニタリングというログ種別もあります。


主な用途は次の3パターン。

  • ユーザーアクティビティを監査する
  • セキュリティポリシーを適用する
  • アプリケーションのパフォーマンスを追跡する

リアルタイムイベントモニタリングの有効化

設定方法についてもTrailhead内にまとめられています。


その他ハンズオン的なものもありました。(環境構築が難しい内容だった気がする)

まとめ

重要な部分はだいたいこんな感じ。とりあえず機能概要把握にちょうど良い内容となっています。

SFDC:イベントモニタリングのリアルタイムログで取得可能なログ情報について

イベントモニタリングのリアルタイムログで取得可能なログ情報についてです。「アクセスログやセキュリティインシデントに関するログをリアルタイムに保存」する方の機能で、格納先はPlatform EventとBig Objectということになっています。保存期間は6ヶ月間、種類は2021年時点で18種類となっています。


18種類のデータで何が取得できるかについては、設定画面で確認できて一つずつ有効化することで利用できるようになるのですが、公式ドキュメントで確認できないかなとチェックしてみました。

リアルタイムイベント監視の開発者向けドキュメント

Salesforce セキュリティガイドにリアルタイムログに関する情報がまとめられてました。

Salesforce Developers

ストリーミング

リアルタイムログの格納はストリーミング(Platform Event)とストレージ(Big Object)という感じで管理されています。リアルタイムなログを確認するときはストリーミングの方だと思います。こちらは「最大 3 日間保持」されるとのことです。

ストレージ

「6ヶ月間保存」される形で格納されるのはストレージの方であとから分析したりするのはストレージ側をつかって作業する感じかと思います。

リアルタイムログで取得できる情報

取得可能なログ情報は次のとおり。過去の資料にあった18種類よりも増えていたので新たに保存可能となった情報がある感じみたいです。考慮点としては一部の情報についてはストリーミングのみ、ストレージのみ保存されるというものもあるようでした。(設定ページの有効化の際に確認できる内容)

ApiEventStream

ユーザが機密データ (特許レコードなど) を照会すると、検出します。

ApiAnomalyEvent

ユーザが API コールを行う方法の異常を追跡します。

BulkApiResultEvent

ユーザがいつ Bulk API または Bulk API 2.0 要求の結果をダウンロードしたかを追跡します。

ConcurLongRunApexErrEvent

組織が実行時間の長い同時 Apex の上限を超えた場合に、エラーを検出します。

CredentialStuffingEvent

特定したクレデンシャルスタッフィング攻撃の最中にユーザが Salesforce に正常にログインした状況を追跡します。ログイン情報スタッフィングとは、盗まれたユーザログイン情報を使用した大規模な自動ログイン要求を指します。

FileEvent

ユーザがファイルをダウンロードしたときなど、ファイル関連のイベントを検出します。

LightningUriEventStream

Lightning Experience でユーザが機密データを含むレコードの作成、アクセス、更新、削除を行うと、検出します。

ListViewEventStream

ユーザが Salesforce Classic、Lightning Experience、または API を使用してリストビューデータのアクセス、更新、エクスポートを行うと、検出します。

LoginAsEventStream

システム管理者が別のユーザとして組織にログインすると検出し、システム管理者の活動を追跡します。

LoginEventStream

ユーザが特定の条件下で (たとえば、サポート対象外のブラウザや会社の範囲外の IP アドレスから) ログインしようとすると、検出します。

LogoutEventStream

ユーザが Salesforce UI で [ログアウト] をクリックしてログアウトすると、検出します。

MobileEmailEvent

Salesforce モバイルアプリケーションでユーザのメール活動を追跡します。

MobileEnforcedPolicyEvent

Salesforce モバイルアプリケーションでの拡張モバイルセキュリティポリシーイベントの適用を追跡します。

MobileScreenshotEvent

Salesforce モバイルアプリケーションでユーザのスクリーンショットを追跡します。

MobileTelephonyEvent

Salesforce モバイルアプリケーションでユーザの電話とテキストメッセージを追跡します。

PermissionSetEvent

権限セットおよび権限セットグループの権限割り当ての変更を検出します。

ReportAnomalyEvent

ユーザによるレポート実行またはレポートエクスポートの異常を追跡します。

ReportEventStream

ユーザが機密データを含むレポートの作成、実行、更新、エクスポートを行うと、検出します。

SessionHijackingEvent

未承認ユーザが、盗取したセッション識別子を使用して Salesforce ユーザのセッションの所有権を窃取した状況を追跡します。

UriEventStream

Salesforce Classic でユーザが機密データを含むレコードの作成、アクセス、更新、削除を行うと、検出します。


プラットフォームイベント開発者ガイド

もう少し開発よりの情報を参照したい場合は「プラットフォームイベント開発者ガイド」の方を見れば良いみたいです。

Salesforce Developers


この情報はApexトリガやフローで操作可能かといった情報を確認できます。

まとめ

イベントモニタリングのリアルタイムログで取得可能なログ情報についてはこんな感じ。基本は6ヶ月間保存されるリアルタイムログ情報が監査対応的に使用する情報で、もう一つの30日間が保存期限となっているイベントモニタリングの方は直近発生したトラブル調査で使用する感じなのかなと思いました。

SFDC:イベントモニタリングのEventLogFileで取得可能なログ情報について

イベントモニタリングのEventLogFileで取得可能なログ情報についてです。「イベント発生/エラー/パフォーマンス析用のイベントログ」の格納先で保存期間は30日間、種類は2021年時点で53種類となっています。(現在ではもう少し増えて59種類ぐらいになっています)


50種類以上のログデータ、何が取得可能なのかですが、開発者ガイドのサイトにまとめられているのでここを見れば良さそうです。

Salesforce Developers

「イベント発生/エラー/パフォーマンス析用のイベントログ」という大枠を認識した上で50種類以上のログの中から必要な情報を把握して利用するという感じになると思います。

EventLogFileで取得できるイベント種別について

詳細と正確な情報については開発者ガイドのサイトで見るのが良いですが、取得可能なログの種類としてはだいたい次のようになっていました。

Apex コールアウトイベント種別 (Apex Callout Event Type)

Apex コールアウトイベントには、Apex コード実行中のコールアウト (外部要求) に関する詳細が含まれます。

Apex 実行イベント種別 (Apex Execution Event Type)

Apex 実行イベントには、使用される Apex クラスに関する詳細が含まれます。

Apex REST API イベント種別 (Apex REST API Event Type)

Apex REST API イベントは、すべての Apex REST API 要求に関する情報を取得します。

Apex SOAP イベント種別 (Apex SOAP Event Type)

Apex SOAP イベントには、カスタム SOAP Web サービスコールに関する詳細が含まれます。

Apex トリガイベント種別 (Apex Trigger Event Type)

Apex トリガイベントには、組織で起動されるトリガに関する詳細が含まれます。

予期しない Apex 例外イベント種別 (Apex Unexpected Exception Event Type)

Apex の予期しない例外イベント種別は、Apex コード実行での予期しない例外に関する情報を取得します。このイベント種別は、API バージョン 45.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

API 合計使用量 (API Total Usage)

API 合計使用量イベントには、Platform SOAP API、Platform REST API、Bulk API 要求に関する詳細が含まれています。

非同期レポート実行イベント種別 (Asynchronous Report Run Event Type)

非同期レポート実行イベントは、スケジュールされたレポート要求に対して作成されます。このカテゴリには、ダッシュボードの更新、非同期レポート、スケジュールレポート、分析スナップショットが含まれます。

Aura 要求イベント種別 (Aura Request Event Type)

Aura 要求イベントには、Aura および Lightning Web コンポーネントから Apex メソッドへの要求の詳細が含まれます。たとえば、要求時間をベンチマークしたり、失敗した要求の URI を特定したりできます。

Bulk API イベント種別 (Bulk API Event Type)

Bulk API イベントには、Bulk API 要求に関する詳細が含まれます。

Bulk API 2.0 イベント種別 (Bulk API 2.0 Event Type)

BulkApi2 イベントには、Bulk API 2.0 要求に関する詳細が含まれます。

変更セット操作イベント種別 (Change Set Operation Event Type)

変更セット操作イベントには、変更セットの移行情報が含まれます。

実行時間が長い同時 Apex 制限イベント種別 (Concurrent Long-Running Apex Limit Event Type)

実行時間が長い同時 Apex 制限イベント種別には、組織の同時実行制限に達した後に Salesforce によって終了された、組織内の実行時間が長い同時 Apex 要求に関する情報が含まれます。確立された Apex コンテキストが 5 秒間実行される要求は、実行時間が長い同時要求の組織の制限に含まれます (非同期要求は制限に含まれません)。実行時間が長い要求数が 10 (組織のデフォルトの制限) を超えた場合、その他の実行時間が長い要求は終了されます。このイベント種別は、API バージョン 45.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

コンソールイベント種別 (Console Event Type)

コンソールイベントには、Salesforce コンソールのパフォーマンスと使用に関する情報が含まれます。サイドバーコンポーネントで [コンソール] タブが開かれるたびに、コンソールイベントがログに記録されます。それ以外は、Salesforce Classic の場合と同様に、[コンソール] タブが開かれると、通常のレコードの詳細の表示イベントが記録されます。

コンテンツ配布イベント種別 (Content Distribution Event Type)

コンテンツ配布イベントには、ユーザへのコンテンツの配布と配信に関する情報が含まれます。

コンテンツドキュメントリンクイベントには、コンテンツドキュメントの共有情報が含まれます。

コンテンツ転送イベント種別 (Content Transfer Event Type)

コンテンツ転送イベントには、ダウンロード、アップロード、プレビューなどのコンテンツ転送イベントに関する情報が含まれます。この情報には、ファイルおよびレコードへの添付ファイルで実行されたイベントが含まれます。

継続コールアウトサマリーイベント種別 (Continuation Callout Summary Event Type)

継続コールアウトサマリーイベントには、トランザクション中に実行されたすべての非同期コールアウト、その応答状況コード、実行時間、および対象の URL エンドポイントに関する情報が含まれます。このイベント種別は、API バージョン 43.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

CORS 違反レコードイベント種別 (CORS Violation Record Event Type)

CORS 違反レコードイベントは、クロスオリジンリソース共有 (CORS) 違反に関する情報を取得します。Lightning アプリケーションへのクロスオリジン要求は、CORS 許可リストに含まれる URL からの要求でない限りブロックされます。

ダッシュボードイベント種別 (Dashboard Event Type)

ダッシュボードイベントには、ダッシュボードからのレポート要求に関する詳細が含まれます。この要求は、ダッシュボードの更新、サブスクリプション、検索条件によってトリガされます。

ドキュメント添付ファイルのダウンロードイベント種別 (Document Attachment Downloads Event Type)

ドキュメント添付ファイルのダウンロードイベントには、ドキュメントおよび添付ファイルのダウンロードの詳細が含まれます。

外部のクロス組織コールアウトイベント種別 (External Cross-Org Callout Event Type)

外部のクロス組織コールアウトイベントは、Salesforce Connect の組織間アダプタを介した外部データコールアウトを表します。このイベント種別は、API バージョン 40.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

外部のカスタム Apex コールアウトイベント種別 (External Custom Apex Callout Event Type)

外部のカスタム Apex コールアウトイベントは、Salesforce Connect のカスタムアダプタを介した外部データコールアウトを表します。このイベント種別は、API バージョン 40.0 以降の
EventLogFile オブジェクトで使用できます。

外部データソースのコールアウトイベント種別 (External Data Source Callout Event Type)

外部データソースのコールアウトイベントは、Amazon DynamoDB と Amazon Athena の Salesforce Connect アダプタ介した外部データコールアウトを表します。このイベント種別は、API バージョン 56.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

外部の OData コールアウトイベント種別 (External OData Callout Event Type)

外部の OData コールアウトイベントは、Salesforce Connect の OData 2.0 および OData 4.0 アダプタを介した外部データコールアウトを表します。このイベント種別は、API バージョン 40.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

フロー実行イベント種別 (Flow Execution Event Type)

フロー実行イベントには、合計実行時間、インタビューの数、エラーの数などの詳細を含む、実行されたフローに関する情報が含まれます。

ホスト名リダイレクトのイベント種別 (Hostname Redirects Event Type)

ホスト名リダイレクトイベントには、以前の [私のドメイン] のホスト名に対するブロックされたリダイレクトと成功したリダイレクトに関する詳細が含まれています。ホスト名リダイレクトのイベント種別は、API バージョン 56.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

安全でない外部アセットイベント種別 (Insecure External Assets Event Type)

安全でない外部アセットイベントには外部アセットに関する情報が含まれます。外部アセットには、安全ではない HTTP プロトコルでユーザがアクセスした画像や動画などがあります。イベントには、ユーザが Chrome、Firefox、Microsoft Edge、または Safari ブラウザで読み込んだ、サードパーティサイトで安全ではない方法でホストされているアセットが含まれるすべての Salesforce ページがリストされます。INSECURE_URI 項目には、安全ではない方法でアセットを読み込むために使用されている URI が含まれます。安全でない外部アセットイベント種別は、API バージョン 42.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

ナレッジ記事ビューイベント種別 (Knowledge Article View Event Type)

ナレッジ記事ビューイベントには、知識ベースでのユーザアクティビティが含まれます。

Lightning エラーイベント種別 (Lightning Error Event Type)

Lightning エラーイベントは、Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションでのユーザ操作時に発生したエラーを表します。このイベント種別は、API バージョン 39.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

Lightning インタラクションイベント種別 (Lightning Interaction Event Type)

Lightning インタラクションイベントは、Lightning Experience と Salesforce モバイルアプリケーションでのユーザアクション (ページ上でのユーザによるクリック、タップ、スクロールなど) を追跡します。このイベント種別は、API バージョン 39.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

Lightning ページビューイベント種別 (Lightning Page View Event Type)

Lightning ページビューイベントは、Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションでイベントが発生したページに関する情報を表します。Lightning ページビューイベントは、ユーザがアクセスしたページ、そのページにユーザが滞在した時間、ページの読み込み時間を追跡します。このイベント種別は、API バージョン 39.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

Lightning パフォーマンスイベント種別 (Lightning Performance Event Type)

Lightning パフォーマンスイベントは、Lightning Experience および Salesforce モバイルアプリケーションのパフォーマンスのトレンドを追跡します。このイベント種別は、API バージョン 39.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

ログインイベント種別 (Login Event Type)

ログインイベントには、組織のユーザログイン履歴に関する詳細が含まれます。

別名でログインイベント種別 (Login As Event Type)

別名でログインイベントには、Salesforce システム管理者が別のユーザとしてログインしたときに行った操作の詳細が含まれます。

ログアウトイベント種別 (Logout Event Type)

ログアウトイベントには、ユーザログアウトの詳細が含まれます。

メタデータ API 操作イベント種別 (Metadata API Operation Event Type)

メタデータ API 操作イベントには、メタデータ API の取得およびリリース要求の詳細が含まれます。

マルチブロックレポートイベント種別 (Multiblock Report Event Type)

マルチブロックレポートイベントには、結合レポートに関する詳細が含まれます。

指定ログイン情報イベント種別 (Named Credential Event Type)

指定ログイン情報イベント種別は、エンドポイントとして指定ログイン情報を使用する Apex コールアウトに関する情報を取得します。このイベント種別を使用して、指定ログイン情報を使用するインストール済み管理パッケージを監査します。指定ログイン情報イベントログファイルのパッケージ名前空間を認識できない場合は、セキュリティ違反が発生したかどうかを調査できます。このイベント種別は、API バージョン 53.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

1 つのコマース利用状況イベント種別 (One Commerce Usage Event Type)

1 つのコマース利用状況イベントは、コマースインスタンスに関する情報を取得します。このイベント種別は、API バージョン 51.0 以降の EventLogFile オブジェクトで使用できます。

パッケージのインストールイベント種別 (Package Install Event Type)

パッケージのインストールイベントには、組織のパッケージインストールに関する詳細が含まれます。

プラットフォームの暗号化イベント種別 (Platform Encryption Event Type)

プラットフォームの暗号化イベントには、テナントの秘密や派生した暗号化鍵の使用状況に関する情報が含まれます。このイベント種別は、API バージョン 41.0 以降で使用できます。

キューにある実行イベント種別 (Queued Execution Event Type)

キューにある実行イベントには、キュー内にある実行 (Apex の一括処理など) に関する詳細が含まれます。

レポートイベント種別 (Report Event Type)

レポートイベントには、ユーザがレポートを実行したときの動作に関する情報が含まれます。このイベント種別には、レポートのエクスポートイベント種別のすべてのアクティビティとその他のアクティビティが含まれます。たとえば、[書式設定されたレポート] および [詳細のみ] の両方の出力としてエクスポートされたレポートのユーザアクティビティが含まれます。

レポートのエクスポートイベント種別 (Report Export Event Type)

レポートのエクスポートイベントには、ユーザがエクスポートしたレポートに関する詳細が含まれます。たとえば、このイベント種別では、いつユーザがレポートを [詳細のみ] 出力としてエクスポートしたかが捕捉されます。ただし、ユーザが [Formatted Report (書式設定されたレポート)] または [XLSX Detail (XLSX 詳細)] 出力としてエクスポートしたレポートは捕捉されません。そのデータについては、「レポートイベント種別」を参照してください。

REST API イベント種別 (REST API Event Type)

REST API イベントには、REST 固有の要求に関する詳細が含まれます。

Sandbox イベント種別 (Sandbox Event Type)

Sandbox イベントには、Sandbox コピーに関する詳細が含まれます。

検索イベント種別 (Search Event Type)

検索イベントには、ユーザの検索クエリに関する詳細が含まれます。アプリケーション (Experience Cloud サイトを含む) 内のすべての検索が含まれます。ただし、認証されていないユーザに一意の Salesforce ユーザ ID はありません。

検索のクリックイベント種別 (Search Click Event Type)

検索のクリックイベントには、ユーザの検索結果とのやりとりに関する詳細が含まれます。アプリケーション (Experience Cloud サイトを含む) 内のすべての検索が含まれます。ただし、認証されていないユーザに一意の Salesforce ユーザ ID はありません。

サイトイベント種別 (Sites Event Type)

サイトイベントには、Site.com 要求に関する詳細が含まれます。要求はブラウザ (UI) から実行できます。

SOAP API イベント種別 (SOAP API Event Type)

SOAP API イベントには、組織の SOAP API 要求アクティビティに関する詳細が含まれます。

時間ベースのワークフローイベント種別 (Time-Based Workflow Event Type)

時間ベースのワークフローイベントには、キューのアクティビティ監視に関する詳細が含まれます。

トランザクションセキュリティイベント種別 (Transaction Security Event Type)

トランザクションセキュリティイベントには、ポリシー実行の詳細が含まれます。このイベント種別は、API バージョン 55.0 以降でサポートされます。

URI イベント種別 (URI Event Type)

URI イベントには、Web ブラウザ UI でのユーザ操作に関する詳細が含まれます。

Visualforce 要求イベント種別 (Visualforce Request Event Type)

Visualforce 要求イベントには、Visualforce 要求に関する詳細が含まれます。要求はブラウザ (UI) から実行できます。

Wave 変更イベント種別 (Wave Change Event Type)

Wave Change イベントは、CRM Analytics ユーザインターフェースで行われたルートまたはページの変更を表します。Wave 変更イベント種別は、ユーザが新しい CRM Analytics アセットまたはタブを開いたり、タブを切り替えたり、ダッシュボードページを変えたりするたびに収集されます。Wave 変更イベントは、新しいタブを開いたとき、および以前開いたタブに戻ったときにログに記録されます。

Wave ダウンロードイベント種別 (Wave Download Event Type)

Wave ダウンロードイベントは、CRM Analytics ユーザインターフェースでのレンズの探索およびダッシュボードウィジェットから実行されたダウンロードを表します。Wave ダウンロードイベント種別は、ユーザが画像 (.png)、Microsoft® Excel® データ (.xls)、またはカンマ区切り値 (.csv) ファイルをダウンロードしたときに取得されます。

Wave インタラクションイベント種別 (Wave Interaction Event Type)

Wave インタラクションイベントは、CRM Analytics ユーザインターフェースで行われたルートまたはページの変更を表します。Wave インタラクションイベント種別は、タブを閉じると収集されます。また、タブの存続期間に関するインタラクション統計 (開いていた合計時間、読み取り時間など) も追加していきます。これらの統計は、他のタブに移動して戻ると集計され、タブを閉じときに 1 回だけログに記録されます。

Wave パフォーマンスイベント種別 (Wave Performance Event Type)

Wave パフォーマンスイベントは、Analytics パフォーマンスのトレンドを追跡するのに役立ちます。