Spring'15で使用可能になったLightningプロセスビルダーの使い方を勉強しました。この機能はLightningアプリ開発以外にもワークフロー的なものを作成することが可能みたいです。従来のワークフローではできなかったChatter投稿を行えるみたいなので使い方を確認してみました。
プロセスビルダーは設定→作成→ワークフローと承認申請→プロセスビルダーの手順で設定画面を表示できます。
設定画面のトップはこのようになっています。
右上の新規ボタンから新規プロセスを作成します。
デフォルトのプロセスです。
+オブジェクトの部分をクリックすると対象オブジェクトを選択できます。
- 条件を追加を選択すると実行条件を指定できます。
アクションを実行する条件がないという選択肢は毎回実行する際の設定方法だと思います。これまでのように数式の評価が true になるを選んでtrueと指定する必要がなくなると思われます。
1つの条件を指定すると2つ目の条件指定が可能になりました。追加条件が必要ない場合はそのままでいいと思います。
続いて+アクションを追加でルール適用時のアクションを指定します。今まで項目自動更新などを指定した箇所はこのような内容となっています。
今回はChatter投稿を試してみます。Chatter投稿を選択すると、投稿先としてユーザ/グループ/レコードを選択できます。
投稿時のメッセージはこのように指定できます。
メンションやトピックの指定の他に項目挿入も可能になっていました。
これで新規取引先作成時にChatter投稿が実行されると思います。もう一つスケジュール済みアクションの設定では特定の日数や時間が経過したタイミングで処理を実行することが可能みたいです。
最後に右上にある有効化ボタンでこのプロセスを有効化して設定完了です。
それでは実際に取引先を作成してみます。
無事に保存できました。
Chatterフィードを確認してみると・・・
共有されました!
共有実行タイミングはレコードが作成されたタイミングと同じでした。
これによりChatter投稿を行うためにApexトリガーをつくったりする必要もなくなりました。複数のアクションを設定することもできたので1つのグループだけでなく、複数のグループやそのレコードに対しても同時にChatter投稿を行うといった使い方もできると思います。
どこまで細かく条件指定できるかは確認できていませんが、複雑な条件の場合はApexトリガーで対応するというように使い方を検討したりもできそうです。