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SFDC:LightiningのTwitterコンポーネントを試してみました

ずっと前からある機能、LightningのTwitterコンポーネントを試してみました。Spring'23のPreRelease環境で試したいことがあったのでと久しぶりにDeveloper環境を作成し、ちょっと見栄え整えようとLightningページの設定をしているときにふとニュースタブのことを見て久しぶりにさわってみました。


設定手順としてはまずはTwitterコンポーネントをLightningページに配置します。(Dev環境だとデフォルトで表示されている)


最初はTwitter認証的なボタンが表示されるので、クリック→Twitterアカウント認証の手順で設定を行います。そうすると認証ボタンからTwitterアカウントをリンクボタンに切り替わります。


認証後に表示されるTwitterアカウントをリンクのボタンは、取引先レコードと対象企業のTwitterアカウントを紐つける設定を行うボタンです。クリックするとデフォルトで取引先名の値がセットされますが、自由に変更できます。

例として取引先名 = 株式会社セールスフォース・ジャパン → TwitterはSalesforce Japan表記なのでそのように変更的な使い方です。企業アカウントとは別の任意のアカウントと紐つけることも可能 (コミュニティアカウントなど)


紐付けが完了するとこのように取引先のページで企業のTwitterアカウントが確認できるようになります。


紐付け後にTwitterコンポーネントをクリックするとTwitterプロフィールページにアクセスできます。


一度紐つけた関連情報を変更したり、削除したりの操作は設定アイコンから可能です。


Twitterアカウントと紐つけることで取引先に企業ロゴ(Twitterアイコン)が表示されるのもなかなか良さそうです。※この検証試していて表示されていることに気づいたのでTwitter連携だと思いますが、もしかしたら別件かも。


尚、Twitterの紐付けは各ユーザごとに独立して行うようになっていました。どういう挙動だったかなと別のユーザを新規作成して対象の取引先にログインしたところ、Twitter認証からのスタートとなっていました。
(ただし企業ロゴは共有されました。)


組織のシステム管理者が会社のTwitterアカウントを使って認証設定を行うのではなく、各ユーザが自分の(個人の?)Twitterアカウントをつかって認証する流れのようです。


営業活動の前に企業のTwitterアカウントをチェックして最近のプレリリースなどの話題を確認、相手の近況に沿った話題を行うといった活用方法ができると思います。


一点、Twitterアカウントを会社の業務システムに紐付けるというは気軽にやっていいのかな (データ更新や外部参照は行わないから大丈夫?) 的な部分はあるのでもし運用開始するなら情シス部門などの事前許可は必要かなと思います。まぁセールスフォースが用意している標準コンポーネントなのでユーザ側のセキュリティポリシー的な面がOKならセキュリティリスクがあるということは無いはず。(ユーザ無効化後にSalesforceの外部からデータ参照や更新ができるわけではないですし。)


それ以外だとTwitterアカウントを個人のアカウントで紐付ける場合はTwitterやっていない人はどうするの的な部分はちょっとありました。(このためだけに会社側でアカウント作成するのはちょっと..な感じ)


Twitterの確認が重要となるな事業をしている組織の場合はTwitterプロフィールのURLを登録できるカスタム項目を用意した方が管理はしやすい気がします。


と、もし運用開始したいとなったときにはいくつか気になることがある機能ではありますが、個人的にはけっこう好きな機能のコンポーネントです。

補足

もし個人のTwitterアカウントで認証するといった使い方をした場合ですが、その場合、連携不要になったときの解除手順としてはそれぞれのTwitterアカウントの設定で接続を解除できます。