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SFDC:コンテンツ配信機能で大容量ファイルの共有

Salesforceには社外の人向けにサイズの大きいファイルを送ることができる便利な機能が用意されています。コンテンツ配信の機能です。
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コンテンツ配信の設定


この機能を利用するには設定で下記2つの機能の有効化が必要です。

  • コンテンツ配信
  • Salesforce CRM Content


また利用対象のユーザにはSalesforce CRM Content ユーザの権限を付与する必要があります。
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Salesforce CRM Content ユーザは機能ライセンスで利用数を確認できます。
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有効化と権限付与ができたらコンテンツアプリケーションが利用できるようになります。ライブラリタブでコンテンツファイルを管理できるフォルダを作成できます。
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ライブラリを作成するときにメンバーの追加も行うことができます。これにより特定のメンバーのみ利用できるといった設定が可能です。
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コンテンツ配信の作成


メンバーは後から追加することも可能です。
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寄稿のボタンをクリックするとライブラリにコンテンツファイルをアップロードできます。
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また複数のファイルを1つにまとめたいときはコンテンツパックの機能を利用します。
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コンテンツパックに追加できるファイルは既にアップロード済みのファイルだけとなっているみたいです。またZipファイルを追加することも可能です。
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コンテンツパック作成時にはどのライブラリに保存するか選択できます。その際に非公開ライブラリに追加することも可能です。またコンテンツにはカスタム項目を作成できるのですが、それらの項目の値セットもここから可能になります。

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ファイルのアップロード後はファイル一覧に表示されるようになります。
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ファイル名をクリックすると詳細ページが表示されます。
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詳細ページ内にあるコンテンツ配信ボタンをクリックするとコンテンツ配信の設定が開始されます。ファイルダウンロード時に通知がくるようにしたり、利用期限を設定したりといったことが可能となっています。とくにパスワードの自動生成機能は利用するようにした方が良さそうです。
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保存ボタンをクリックして次へ進むとコンテンツ配信の利用ができるようになります。
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このURLとパスワードをつかってファイルにアクセスできます。コンテンツ配信作成後は詳細ページにコンテンツ配信を表示のメニューが追加されます。
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編集や削除、期限切れなどの設定も行うことができます。
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コンテンツ配信作成時に自動生成されたURLにアクセスすると次の画面が表示されます。
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同じく自動生成されたパスワードを入力すると対象のファイルが表示されます。ここからファイルのダウンロードを行うことができます。
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コンテンツ配信で対象となったファイルはSalesforceのログインしていなくてもURLが分かればアクセスできます。なのでコンテンツ配信のURLとパスワードをメールなどで共有するだけで、大容量のファイルを社外の人に送ることができます。


通知機能を有効にしておくとコンテンツ配信のファイルを参照時に通知メールが届きます。
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以上がコンテンツ配信機能をつかったファイル共有の方法です。メールで送れない大きなサイズのファイルを贈りたい時にはこちらの機能が便利です。コンテンツファイルの上限ですが2GBぐらいとなっていたと思います。また組織全体のファイル利用上限にも注意してください。