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SFDC:作業指示オブジェクトの使い方

Spring'16で作業指示という標準オブジェクトが新しく追加されました。客先でメンテナンスやサポートなどの作業を管理するために利用するServiceCloud用のオブジェクトです。

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リリースノート


作業指示と作業指示品目で構成されているみたいです。
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リリースノートに記載があった利用例で以下の内容が挙げられていました。

  • 顧客が購入した納入商品に問題が生じた場合に、その納入商品を修理する作業指示を作成できます。
  • 顧客が購入した納入商品が予防サービス契約の対象である場合は、定期メンテナンスの作業指示を作成できます。

レコード作成の流れ

1. ケース発生

顧客から不具合などの問い合わせが発生。
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2. 作業指示の作成

客先に行き、原因の調査と対応が必要になりました。どのような作業を行うか作業指示を登録します。
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こんな感じで作業指示を登録すればいいんじゃないかと思います。これでケース発生時に客先でどのような作業を行えばいいか指示を残すことができます。
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親作業指示項目をつかって、別の作業指示に関連するレコードとして登録することもできるみたいです。また、状況項目をつかって作業が進行中か完了したかも管理できます。
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3. 作業指示品目の作成

作業指示には作業指示品目という子オブジェクトが用意されています。このオブジェクトは実施する ToDo の詳細情報を登録するためのものです。商品毎に細かい指示を登録できます。
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新しく追加された作業指示オブジェクトの利用イメージはこんな感じです。客先にいって商品設置やメンテナンス、不具合調査などを行う業務のときに便利そうです。