CSSにはIDを指定する方法やclassを指定する方法など、対象を指定する方法が複数あります。Lightning Componentを開発するときも.THISをつけることで対象IDにスタイルを指定することが可能です。
ただし、aura:idのようなLocalIDと違い通常のID属性を指定する方法は他のコンポーネントにも影響を与えてしまう可能性があります。たとえば2つ設置するとこんな感じ。
このような状況を回避するためにGlobalIDという仕組みが用意されています。
これで他の一意のIDとして扱えるようになります。
JavaScript側ではこの仕組みで他のコンポーネントへの影響を回避できるのですが、CSSの方ではGlobalIDが追加されたことにより、スタイルが適用されなくなってしまいます。
簡単に検索してみたところ、CSS側でGlobalIDの値を呼び出したりする方法は無さそうでした。GlobalIDは固定値ではなかったと思うので、Lightning Componentを開発するときは、CSSで#IDというようにID指定の書き方はしないほうが良さそうです。
ちなみにLocalIDの方ですが、IDという名前はついていますが、HTMLタグのID属性にはならないので、スタイル指定には利用できないと思います。(JavaScript側で要素を識別するのに使用します。)