Spring'15からWork.comの感謝とスキルの機能が無料で使用できるようになったとのことなので試してみました。(報奨の機能はWork.comライセンスが必要とのことです。)
Work.comの機能を利用するには設定からの有効化が必要です。
有効化すると更に追加設定の有効化もできるようになります。
Work.com関連の設定です。
スキルについて
スキルは各ユーザが得意なスキルを宣言したり、他のユーザのスキルを支持したりできます。これにより誰がどんなスキルを持っているか確認しやすくなります。
自分のスキルを追加
自分のユーザ情報のページにある概要タブから設定します。
追加スキルを入力すると予測検索が実行されるみたいです。存在しない場合は新規追加が選択できます。
追加後のスキル画面です。これで自分の得意なスキルを宣言することができました。他のユーザからも支持されることで得意な分野を伝えやすくなります。
他のユーザに追加するときも概要タブから同じように追加できます。
いいねアイコンをクリックすることで承認(支持)できました。
対象のスキルを選択すると詳細ページに遷移します。ここで承認者などの情報を確認できます。
関連するオブジェクトはスキルとスキルユーザ、承認の3つです。カスタム項目を作成することもできるので他のオブジェクトの用にカスタマイズが可能となっています。
スキル
スキルユーザ
承認
スキル関連のオブジェクトはレポートタイプが用意されていません。
ですがカスタムレポートタイプを作成することは可能でした。
スキルユーザや承認オブジェクトとの関連付けも可能です。
これでレポート作成が可能になります。・・・・と書く予定だったのですがカスタムレポートタイプを追加しても新規レポートから追加できませんでした。
ヘルプで確認してみたところ、パッケージが用意されているみたいです。
とりあえず感謝とスキルのレポートおよびダッシュボードをインストールしてみました。
こんな感じでWork.comフォルダが利用できるようになります。
レポートページです。
カスタマイズもできるみたいなのでここから新しいレポートを作っていけば大丈夫そうです。
今回試したスキルの機能はこんな感じです。これを利用すればExcelなどでスキルチェック表を作成して管理するようなことも不要になりそうです。
感謝
感謝の機能を利用するにはグローバルアクションの設定から感謝アクションの追加が必要です。
追加後は感謝アクションを選択してChatter投稿と同じように投稿します。
バッチを変更リンクから送りたいバッチを選択できます。
投稿後はこのように表示されます。
受け取ったバッチはレコグニションタブから確認できます。
バッチ名や説明文は詳細ページから変更することができるみたいです。
感謝機能は他の標準オブジェクトのように業務が効率化を行うための機能ではないと思いますが、社内でのコミュニティを活発化させるのには便利な機能だと思います。またApexトリガを作成することもできるみたいなので、何か面白い機能の開発に利用したりできるかもしれません。