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SFDC:履歴トレンドのレポートについて

Winter'14でレポートに履歴トレンド機能が追加されました。指定した項目の4か月分の履歴データを分析できるようになっています。


設定はカスタマイズ→レポート&ダッシュボード→履歴トレンドから行います。使用するには対象オブジェクトの有効化が必要です。

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履歴を分析したい項目を選択して保存すると次のように表示されます。

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ここの設定が完了すると新規レポート画面で履歴トレンドに関するカスタムレポートタイプが選択できるようになります。

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このカスタムレポートタイプを使用すると次ようなレポートを作成できます。

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履歴トレンドを有効化した際には次のメールが届きます。

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履歴トレンドで使用するデータの保存容量は上限があります。データ容量の制限を超える恐れがある場合、メールアラートが送信されますがきちんと条件を指定して必要な情報のみ履歴に残すようにした方がいいみたいです。

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履歴トレンドの制限

リリースノートに制限についての記載がありました。

  • 履歴トレンドレポートでは最大 4 か月分のデータを使用できます。
  • 各履歴トレンドレポートには、100 個まで項目を含めることができます。商談レポートでは、履歴トレンドレポートに事前選択される標準項目が含まれており、この項目は無効にできません。
  • 各履歴トレンドレポートで最大 5 つの履歴スナップショット日付を指定できます。
  • 各履歴トレンドレポートで最大 4 つの履歴条件を使用できます。
  • 各オブジェクトで最大 500 万行の履歴トレンドデータを保存できます。この制限を超過すると、履歴データのキャプチャはブロックされます。オブジェクトが制限の 70% に達した場合と、制限を超過した場合に管理者にメールで通知されます。
  • Internet Explorer 6 はサポートされていません。
  • レポートウィザードはサポートされていません。履歴トレンドレポートは、レポートビルダーでのみ作成できます。

重要!!

選択リスト項目が履歴トレンドデータ条件ですでに使用されている場合、よく考えてからその値を変更してください。今後の履歴レポートでその項目の有用性が低下してしまう可能性があります。