Winter'14からChatterグループでもパブリッシャーアクションを使用できるようになり、レコードの作成などをChatterグループの画面から実行できるようになりました。
使用には対象オブジェクトの作成権限とパブリッシャーレイアウトの作成と割り当てが必要になります。
パブリッシャーレイアウトの作成はカスタマイズ→Chatter→パブリッシャーレイアウトから実行できます。
レイアウト編集画面で表示するアクションを選択します。
アクションの数が多いと画面表示に時間がかかるみたいで、9 個以下がお勧めとのことです。
作成したレイアウトはパブリッシャーレイアウトの割り当てボタンでプロファイル毎に割り当てが可能です。
これでChatterグループでパブリッシャーアクションを使用する準備ができました。Chatterグループの画面で「さらに表示」をクリックすると追加したアクションを選択できます。
例えば新規ToDoを選択すると次のような入力欄が表示されます。
作成したレコードはグループ内のフィードに共有されます。リンクになっているのでクリックすると対象レコードの詳細画面が表示されます。
この機能を利用することでグループメンバーはグループ内で作成されたレコードを簡単に確認することができます。ただし、グループに投稿されたレコードへの参照権限がないユーザの場合は、グループメンバーでもフィードは表示されません。
ちなみに作成したレコードが削除されるとグループ内の投稿も自動で削除されるみたいです。
使用時の注意
リリースノートに以下の注意が記載されていました。
- グループで作成されたレコードは、グループのフィード投稿でリンクとして表示されます。類似したレコード作成のフィード投稿は、Chatter フィード、レコードを作成したユーザのプロファイルフィード、レコード詳細ページのレコードフィードにも表示されます。レコード作成の投稿を参照するには、フィード条件が「すべての更新を表示」に設定されている必要があります。
- グループで作成されたレコードの表示は、ユーザ権限および組織の共有アクセスルールによって決まります。Chatter Free ユーザなど、権限がないグループメンバーは、どのコンテキストでもレコードまたはレコードフィードを表示できません。
- 権限があるグループメンバーは、レコードおよびそれに関するコメントをどのコンテキスト (グループ、所有者のプロファイル、レコード、Chatter) からでも表示できます。
- グループフィードでは、レコード作成のフィード投稿に関するすべてのコメントが集約されます。これには、レコードフィードの参照権限を持つユーザによってグループ外で投稿されたコメントも含まれます。
- グループ内でレコードを作成しても、グループとレコードの関連付けは作成されません。
グループとレコードの関連付けは現時点ではできませんが、パイロットプログラムで使用可能とリリースノートに記載がありました。