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- Force.com Developer Blog -

Summer'13 新機能⑦ -Force.com -

Summer'13 新機能:Force.comについてのメモです。

接続アプリケーション機能拡張

  • 接続アプリケーションとはSalseforceと接続するアプリケーションのメタデータの定義や管理を行うためのツール
  • 新しい接続アプリケーションパッケージはAppExchange経由でリリースされた、全てのモバイルやデスクトップクライアントアプリです。
  • Add to Packageを実施することで、顧客組織へのメタデータの更新をプッシュすることが可能。これにより接続アプリケーションを再インストールすることなく、パッケージをプッシュでアップグレード可能です。
  • SAML service provider設定は接続アプリケーションの一部として提供

Force.com キャンバス 機能拡張

  • Force.comキャンバスにより、サードパーティアプリケーションの統合が可能です。
  • 管理パッケージで配布可能です。

Visualforce 機能拡張

  • VisualforceページをTouchから参照可能になりました。
    • 下記有効化の設定が必要です。
      • 組織の設定から有効化
      • Visualforceページ毎に有効化
  • JavaScript Remotingタイムアウト設定
    • ページレベルでJavaScript Remotingのタイムアウト時間の設定が可能になりました。
      • 以前は30秒固定だったのが最大120秒まで調整可能です。
  • JavaScript RemotingでOAuthが利用可能になりました
  • Developer EdtionとSandboxにおいて、ページやコンポーネント、静的リソースのリストビューが更新日付の降順で表示可能になりました。
  • 新しい属性"applyHtmlTag"と"applyBodyTag"により、HTMLとBODYタグの生成を制御可能になりました。
  • クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)大作をGETリクエストに拡張
    • POSTリクエストは対策済み

Apex Code 機能拡張

  • System.scheduleBatchMethodの追加
  • System.LimitsMethodの拡張
  • Apex Web Services エンドポイントをinstance-api.salseforce.comからinstance.salseforce.comに変更
  • Apex非同期処理(バッチApex, スケジュール済みApex, Futureメソッド)における24時間のガバナ制限を1つに統合
  • スケジュール済みApexジョブの最大数を25から100に拡張
  • テストメソッドにおけるモックコールアウト前のDML発行を許可
  • テストメソッドはテストクラス内にのみ定義可能
    • クラス無いのプライベートメンバーへのアクセス権限をテストクラスに与えるための@TestVisibleアノテーションが追加
    • 既存のクラスにテストメソッドが定義されている場合であっても、APIバージョン27以下であれば、継続利用可能
  • 重要な更新の適用後、全てのバージョンで、addErrorメソッドのエラーメッセージに記述されたHTMlがエスケープされる
  • 既存の動作を継続利用する場合は、addErrorメソッドの引数に「false」パラメータが必要

SOQL:プライマリーキー項目での比較演算子追加

  • ID項目で、大小判定の比較演算子が利用可能になりました。
    • ID > '001xxxxxxxx'のようなwhere句が使えます

Developerコンソール機能拡張

開発者コンソールはレイアウトが変更されたりコード補完機能などいろいろと新機能が追加されて便利になっています。

権限セットの機能拡張

権限セットにレコードタイプを含めることが可能となり、アクセス可能なレコードタイプを制御するためのプロファイル作成するのが不要になりました。

Sandobx 機能拡張

  • Sandboxテンプレートを作成することで任意のオブジェクトのみコピー可能になりました。
  • カスタム設定のコピーも可能になりました。

共有機能拡張

  • 管理者は、コミュニティの外部ユーザを表示するための共有ルールを設定可能
    • 外部ユーザのユーザレコードの組織全体のデフォルトを設定可能
    • 公開グループメンバーに基づいたユーザ共有ルールを作成可能
    • ユーザレコードの手動共有
    • ポータルまたはコミュニティ内で外部ユーザの表示を制御

数式機能拡張

  • 所有者のユーザ情報がクロスオブジェクト参照項目として利用可能になりました。
  • チェックボックス型の数式が利用できるようになりました。

その他の機能拡張

  • 変更セットに承認プロセスを追加可能
  • スキーマビルダ項目レベルセキュリティの設定が変更されました。

環境ハブ

OAuthによるSSOでハブ組織から他の組織へシームレスに遷移可能
※SSO = シングルサインオン