スキーマビルダってオブジェクト同士のつながりを確認するための機能だと思っていたので今まであまり気にしていなかったのですが、5月10日にクラウドEXPOを見に行った際にSalseforceさんのブースでスキーマビルダのお話を聞いてすごく便利だということにようやく気がつきました。
何が便利かというとオブジェクトの項目を作成するのがとても簡単に行えます。
通常オブジェクトに項目を作成するには次の手順を各画面毎に行う必要があります。
通常の項目追加の流れ
- データ型の選択
- 詳細を入力
- 項目レベルセキュリティの設定
- ページレイアウトへの追加
操作としては簡単なのですが作成する項目が多い場合、次へボタンでの画面切替が少し面倒に感じることがありました。これがスキーマビルダから作成する場合は、画面の切替をせずに項目作成を行うことができます。
スキーマビルダから項目作成する手順は次のとおりです。
1.要素タブを選択
画面左上に要素タブとオブジェクトタブがあるので要素タブを選択します。
2.対象項目のデータ型を対象オブジェクトにドラッグ&ドロップで追加
要素タブをクリックして表示されたデータ型を対象オブジェクトにドラッグ&ドロップすると次のような入力画面が表示されます。
この画面に必要事項を入力し、保存ボタンをクリックするだけで項目が作成されます。
データ型によって入力内容は異なりますが、同じような流れで簡単に作成できると思います。ここで気になるのが、項目レベルセキュリティの設定とページレイアウトへの設定を行わないことです。この場合どのような設定となるか確認してみたところ次のような設定となっていました。
項目レベルセキュリティ
すべてのプロファイルに対して参照可能のチェックが無しの状態となりました。
※必須項目の場合は参照可能にチェック有りとして登録されます。
ページレイアウトについても同様で、すべてのレイアウトに対して非表示として設定されていました。参照関係や主従関係の項目を作成した際に追加される関連リストも非表示として設定されます。
すべてのプロファイルに対してチェック有りにしたり、すべてのレイアウトに表示したい場合は設定が大変になりますが、個人的には一部のプロファイルに対してのみ権限を与えて、それ以外には権限を与えないケースの方が多いかなと思います。
間違えて関係のないレイアウトに項目や関連リストを表示してしまって、非表示設定し直す手間が防げると思うので、この辺りの仕様も便利だと思いました。