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- Force.com Developer Blog -

SFDC:Spring'13 新機能説明会

Spring'13 新機能説明会の動画を見ました。
今回も新機能がいっぱい追加されたのでメモ。

Chatter

グループ内での投稿検索

Chatter検索でグループ毎に検索ができるようになった
※共有ボタンの下にある虫眼鏡から可能

「人」の機能改善

最近参照した人のリストを表示できるようになった
すべての人の表示条件が変更
①25ユーザ以下:前ユーザ
②26~25,000ユーザ:最近プロファイルを参照したユーザ
③25,001ユーザ以上:検索を実行するまで表示されない

リッチコンテンツプレビュー

slideshareとTEDも追加で対応できるようになった

ChatterフィードでのToDo表示

レコードに紐付くフィードにToDoを登録できるようになった
ここでTodoを作成すると関連リストの活動にも自動で追加されている

下記メニューから有効化/無効化の切替が可能
アプリケーションの設定>カスタマイズ>Chatter>設定

公開グループへの投稿

グループに参加していなくても投稿が可能になった

Chatterダイジェストのメールに、直近50件の投稿表示

現在は25件なので表示件数が増えた

Chatterメール通知での返信で、「いいね」の返信やブックマークが可能

返信に Like や Bookmark と記入するとChatterに自動で投稿される
※英語表記のみ対応

画面右下のChatter Messengerのタブ幅変更

幅が小さくなった

Salse Cloud

Salseforce for Outlook

メールの送信者・宛先・CCアドレスに基づいて、
outlookの右側のサイドパネルに最大4つの取引先責任者及び活動、リードを表示できるようになった。

売上予測

毎月か四半期か選択が可能になった。
パートナー商談も含めての売上予測が可能に
レポートフィルダーが強化された
①フィルターに「私の」、「すべて」が設定可能
②売上予測カラムの幅が変更可能

その他の改善

  • Salesforce for Outlookでの取引先責任者の同期が10分から1時間毎に変更
  • 組織から送信するメールのアクセスレベルを管理者によって設定可能

・ No access:全てのメールを抑制
・ System email only:システムによって自動生成されるメールを許可
(例:ユーザ作成、パスワードリセット等)
・ All email:すべてのメールを許可

  • 商談チームでのワークフロールール作成
  • Shared Activitiesに関連付けを行う際、名前の一部を入力することで自動補填
  • 数式から全ての個人取引先項目が利用可能
  • 契約履歴の対象にドラフト契約を追加(全ての契約が記録)

Mobile

Salesforce Touch機能改善

  • 全てのアプリケーションにアクセスが可能になった

※今まではSalesCloudのみだった

  • Chatter有効化がしていなくても使用できるようになった
  • ケース、リード、注文、個人取引先、商品を含む追加のオブジェクトもサポート対象になった。

Touch Phone

  • Touch Tablletと同様の機能がスマートフォンで実現
  • ダッシュボード以外全ての同様の機能が実装される

※Touch PhoneはiPhoneのMobile Safariでのみ利用可

Chatter for iOS 3.0機能改善

  • パフォーマンス向上
  • Chatterだけでなくレコードも参照可能に
  • レコードに対してフィードの書き込みも可能に

Chatter for Android version 2.6がGA

  • Chatterリンクやメール通知からのアプリ起動
  • フォロワーやグループへの再共有
  • パフォーマンス向上
  • "すべての会社"フィード
  • "ブックマーク済"フィード居

Service Cloudの機能拡張

  • Chatter アンサーはDeveloperEditionで利用可能になった
  • アイデア、Chatterアンサー、ナレッジ、エンタイトルメントのMetadata API オブジェクトの拡張-Sandboxから本番環境、また他の組織への移行管理が強化

新しいOpen CTIメソッド

  • CTI Adaptorを介さないCTI連携やソフトフォンをより柔軟にカスタマイズすることが可能

platform

Force.com機能改善

Force.com キャンバス(Pilot)

  • Salesforceの中に直接Work.comフィードとプロファイルを表示できるようになった。
  • コンポーネントを使ってVisualforceページにキャンパスアプリケーションを表示できるようになった。
  • Spring'13で新たな制限追加
    • 5,000コール/日/ユーザ(SDKでのコールも含む)
    • 100Herokuクイックスタートコール/1日/1ユーザ
  • キャンバスSDKにバージョン番号付与(APIバージョンと同一)
  • キャンバスSDKのオブジェクトとフィールドが変更
  • 新たにInternet Explorerバージョン8をサポート

接続済みアプリケーション

  • 接続済みアプリケーション = API client
    • Web application(Force.com Canvas含む)
    • モバイルアプリケーション
    • OAuth 2.0経由でのAPIアクセス
  • リモートアクセスアプリケーションの一元管理が可能
    • Oauthスコープの設定
    • モバイルサポート(Develooper Editionのみ)
    • インストールURLの生成
    • 管理者向けコントロール

Chatter Connect in Apex(Developer Preview)

  • Connect in Apexを利用するとApexからChatter APIが利用できる
  • Apexコールアプトを使用せずForce.comプラットフォーム上のChatterアプリケーションが開発可能

※今までapexでChatterの情報を取得するのは困難だった。これにより用意にアクセスが可能になった。

新機能

  • JSON serialize()とdeserialize()のサポート..などなどいろいろ追加

Tooling API

  • カスタム開発ツール作成のための次世代API
    • REST&SOAP

※ページの構成やヒープダンプとかログとか開発者向けの定義情報をAPIでアクセスできる

  • コードアーティファクトの管理
    • Apexクラス/Trigger,Visualforceページ/コンポーネントデバッグログの管理
    • フラグのトレース、Apexコード/SOQLオーバーレイデバックアーティファクト
    • ヒープダンプ、ログ

その他Update

Apex
  • Casesクラスの追加
  • TimeZoneに関するメソッドの追加
  • ChatterトリガーのCollaborationGroupとCollaborationGroupMemberが利用可能
    • 例:Chatterグループ作成時に処理を実行できる
  • すべてのsObjectタイプ-標準オブジェクト及びカスタムオブジェクトにおいてコンスタラクター以外でもid項目の指定が可能
    • Update作業で利用可能、Insertはサポートしない
  • すべてのApex tests が非同期での実行をサポート
    • Run All TestsやRn Testで利用
    • Developer ConsoleとApexテスト実行ページでテスト結果の確認可能
Visualforce
  • 複数のLive Agentコンポーネントで、ラベル属性に表示するテキストを指定することが可能
  • Visuaforceページ上で、連動項目の選択リストを表示する場合は、制御項目も含めることが必須(API Ver.27以上)
  • カスタムコンポーネントの説明の記述が、コンポーネント参照や定義情報の参照時にはエスケープ対象
  • コンパイル時チェックにより、カスタムコンポーネントの属性とassignToの値が同じでないか確認し、ランタイムエラーの発生を抑止(API Ver.27以上)
Site.com
  • CSS3のサポートがより向上した
  • 100MBを超えるサイトのエクスポート完了時にメールを送信するようになった
  • その他...。
その他...
  • 開発者コンソール機能改善
    • タブの追加やチェックボックスの名称変更など
  • 共有機能改善
    • ユーザレコードに対するアクセス権の管理機能
      • 相手のユーザレコードに対するRead権限がかればレコードの共有が可能
  • 検索機能改善
    • ルックアップテキストボックスでの自動検索/保管機能改善
      • 入力文字列と完全一致するデータがみつかれば、部分一致データの存在にかかわらず、完全一致のデータを保存
    • Global検索の結果ページ上で列ヘッダーをクリックすることでソートが可能になった
  • 危険なURLの無効化
    • カスタムリンクやカスタムボタンで危険とみなされるURLはエスケープ
    • セクション名のHTMLタグをエスケープ
  • その他の改善
    • 新たに作成・リフレッシュされたサンドボックスでは送信メールのアクセスレベルはSystem email onlyに設定される
    • サポートされているロケール設定のヘルプページにアイルランドが追加
    • 差し込み項目で$RecordTypeが利用不可
      • クロスオブジェクト参照の数式項目にてレコードタイプを利用可能
    • 200万件以上のユーザが存在する場合、アルファベット順に表示する機能が無効化

参考サイト

Spring'13 新機能説明会

http://www.ustream.tv/recorded/29114877