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SFDC:メール-to-ケースについて

メール-to-ケースを使うことになりそうなのでちょっと勉強。

メール-to-ケースとは

受信したメールの件名と内容を使用してケースの登録を行う機能です。
対象メールの情報はメール関連リストに保存されます。
返信等でやり取りが発生した場合はメール関連リストに追加されていきます。
メールの添付ファイルも保存されます。

設定方法

カスタマイズ→ケース→メール-to-ケースから設定画面を表示できます。

設定手順

メール-to-ケースの有効化

電子メール-to-ケースの有効化とオンデマンドサービスの有効化にチェックを付けます。

ルーティングアドレスの登録

ルーティングアドレスの新規ボタンから登録します。
ルーティング名は返信時の差出人として表示できます。
メールアドレスは問い合わせを受けるアドレスを指定します。

ルーティングアドレスの検証

指定したアドレスに検証用のメールが送信されます。
検証用メールのリンクをクリックすると「確認」が「検証済み」になります。

メールサービスアドレスの確認

正常に設定されるとメールサービスアドレスが登録されます。
このアドレスにメールを転送することでケースが自動で登録できます。

メールの転送設定

ルーティングアドレスにメールが送られた際にメールサービスアドレスに転送されるように設定を行います。

例)Gmailの場合

設定→メール転送と POP/IMAP→転送アドレスを追加から設定できます。
転送アドレスはメールサービスアドレスに登録されている長いアドレスです。


これでルーティングアドレスにメールが送信されると自動でケースが登録されます。

ケースのページレイアウト変更

ケース詳細画面にメール関連リストを表示します。
メール-to-ケースに関連するメールはこの関連リストに登録されます。
この関連リストから返信等を行うことができます。

注意点

●電子メールとケース項目との関連

電子メールの件名がレコードの件名に、電子メールの本文がケースレコードの項目に登録されます。
その他の項目は登録できないと思います。

●添付ファイルサイズの制限

10MBまでのサイズを取り扱うことができます。

●ケース優先度とケース発生源、ケースレコードタイプの設定

ルーティングアドレス設定時に指定できます。

●電子メール件名と電子メール内容の設定

ケースからメールを送信するときに、次のセクションにスレッド ID を挿入のチェックを外すと件名、説明との紐付けが行われません。
この場合、ケースは毎回新規登録となります。

●1日に処理できる上限数

組織がケースに変換できる1日の電子メール数は2500件です。

●Salseforceから送信する電子メールの差出人設定

返信時の差出人項目を正常に表示させる場合は、メールヘッダーの保存にチェックを付ける必要があります。

●Salseforceから送信されるテキスト

32KB、100KBの電子メールのテキストは自動的に32KBで切り捨てられます。
100KBを超えるとそのメールは戻されます。

参考サイト

Salesforceをもっと使い倒そう- ウェブ To ケース・メール Toケース

http://youtu.be/OiGvun4_vJU