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SFDC:Einstein活動キャプチャを試してみました

Einstein活動キャプチャを試してみました。GmailまたはOffice 365のメールを活動として取り込むことができる機能です。Einstein機能は基本的に別ライセンスですが、活動キャプチャはSales Cloudライセンスでも利用可能みたいです。

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はじめに

設定でみれる情報はこんな感じです。
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ヘルプについて

設定画面のヘルプへのリンクがありました。こちらから設定方法を確認すればいいみたいです。
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制御について

取り込まれるメールの内容の公開範囲も制御できます。基本的には非公開で取り込んで必要に応じて共有できるみたいです。
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活動と関連する対象オブジェクトも制御できます。
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また取り込む際の日時の条件もあるようです。
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有効化の流れ

有効化のチェックをつけると利用の同意が求められます。
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有効化すると次の設定が追加されます。
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有効化後に各ユーザが利用できるようにするには、権限セットを使います。セールスフォース社が作成者として登録された標準の権限セットが追加されていました。
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権限セットを追加するとユーザがログインしたときにメッセージが表示されます。リンクをクリックして初期設定を行うと利用開始となるみたいです。
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接続アカウントは私の設定で管理できます。
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利用開始からメール取り込みまでは少し時間がかかりました。
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取り込まれたメールはメール形式の活動として取り込まれます。フィルタ機能もあるみたいです。
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この方法で取り込んだ場合はレポートでの集計では利用できないみたいです。また活動のすべての表示の機能でも表示対象外となりました。ただし、ざっくり確認した感じではストレージのカウント対象外となるみたいです。メールの活動情報のレコード消費は大きめとなるため、カウント対象外になるのであればかなりのメリットだと思います。

参考

SFDC:住所情報をインポート用に加工する方法

Salesforceの取引先と取引先責任者で取り扱う標準の住所情報は下記の項目で構成されています。

  • 郵便番号
  • 都道府県
  • 市区郡
  • 町名・番地

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セールスフォースに既存システムのデータを移行したりする場合、住所情報が分割されていない場合などが考えられます。
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郵便番号や電話番号にハイフンをつけたり、都道府県、市区郡、町名・番地と分割したりが必要になりますが、この問題はEXCEL関数で解決できます。

住所の分割

下記リンク先で紹介されていた方法です。

都道府県を取得
=IFERROR(LEFT(A1,FIND("県",A1)),LEFT(A1,3))

※A1は住所セルを指定

市区郡を取得
=MID(A1,LEN(B1)+1,IF(LEN(A1)-LEN(SUBSTITUTE(A1,"区",""))>0,FIND("区",A1),IF(LEN(A1)-LEN(SUBSTITUTE(A1,"市",""))>0,FIND("市",A1),FIND("郡",A1)))-LEN(B1))

※A1は住所セル、B1は都道府県セルを指定

町名・番地を取得
=MID(A1,LEN(B1&C1)+1,100)

※A1は住所セル、B1は都道府県セル、C1は市区郡セルを指定

実際に取得した結果

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無事に取得することができました。建物名も分割したいのですが、ここまで分割できればひとまず問題ないと思います。

電話番号と郵便番号の加工

下記サイトで紹介されていました。


セルの書式設定を指定するだけで解決してくれたみたいです。
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電話番号の方はユーザ指定で「000-0000-0000」ですが・・・携帯の場合はこれで問題ありませんが自宅や会社の番号などの場合は「003-4222-1000」のようになってしまいます。
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やり方はあるかもしれませんが、この場合は桁数が足りなくて先頭に0埋めされているだけなので、CotEditorなどで置換するのが早い気がします。
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細かい部分は手修正が必要になると思いますが、これでセールスフォースにインポートできるように加工できると思います。

SFDC:個人取引先を有効化して活用する

個人取引先はB to Cのサービスを行う組織で活用できる機能です。取引先と取引先責任者を一つにまとめた取引先を作成できるようになります。有効化にはヘルプへ連絡する必要があります。

はじめに

① 取引先設定の「カスタマーサポートによる個人取引先の有効化を許可」にチェックをつけます。

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② 標準取引先レコードタイプを作成します。レコードタイプが1件以上存在していれば大丈夫ですが、特に案がない場合は”法人”という名前で作っておくのがいいと思います。(法人取引先と個人取引先の2種類になるため)
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③ 取引先責任者レコードの組織の共有設定が [親レコードに連動] に設定されている状態にします。

④ 全てのカスタムプロファイルが、取引先、および、取引先責任者オブジェクトで、少なくとも "読み取り" 権限を持っている状態にします。(標準プロファイルは権限の変更できないので気にしなくて大丈夫です。)

補足

取引先責任者側にはレコードタイプは必要ありません。

サポートに問い合わせ

  1. お問い合わせを作成
  2. トピックを選択でSales Cloudを選択
  3. カテゴリを選択で取引先/取引先責任者/個人取引先を選択
  4. 問い合わせを作成ボタンをクリック
  5. 必要事項を入力して有効化を依頼


問い合わせから有効化を依頼する際には事前準備が済んでいることを伝えておくと話がスムーズに進みます。ファイル添付もできるので設定した画面のキャプチャを添付しておくと漏れがあるときに確認しやすいかもしれません。


事前準備が問題なく完了している場合は下記情報を求められます。

  • 会社(組織名)
  • 組織 ID
  • インスタンス:
  • カスタマーサポートによる個人取引先の有効化を許可にチェック時の通知メールの同意文言コピー

このあたりは実際にサポートの方の内容を確認して進めていけば問題ありません。

有効化後の確認

個人取引先が有効化されたあとはオブジェクトマネージャーで個人取引先と検索するとアクセスできます。

個人取引先のメリット

Salesforceでは取引先責任者情報は基本取引先とセットで存在している状態となります。個人取引先として取引先を作成すると取引先責任者としても利用可能になるため登録作業で2つのデータを作成する必要がなくなります。個人取引先は裏では取引先と取引先責任者の2データ分が作成されているため、データ消費量は少し多く消費してしまいます。ですが、商談の積み上げ集計を作成したり活動記録を残したりするときにきれいな形で利用できるので、基本的には有効化しておいたほうがいいと思います。

参考

■参考①:個人取引先を有効化する

https://help.salesforce.com/articleView?id=000171021&language=ja&type=1


■参考②:個人取引先の使用に関する考慮事項

https://help.salesforce.com/articleView?id=account_person_behavior.htm&type=5


※一部ヘルプにLightning Experienceがサポートされていない記載がありますが、情報が古いだけのようで、現在は問題なくサポートされて利用可能です。


SFDC:チームスピリットメモ - 残業申請まわりの設定

残業申請の設定は下記で可能

① 管理メニュー > 勤怠設定・勤務体系一覧 > 勤務体系の設定
② 基本設定 > 申請関連設定

設定例
・承認申請で承認されていない時間帯は勤務時間として認めない。
・残業申請なくても勤務時間として認める。
・○時より前は認める。(22時以降の夜間勤務は承認申請必要的な場合)

※早朝申請も別途設定可能です。

SFDC:Lightning利用状況アプリケーションで参照できる情報

Summer'18でLightning利用状況アプリケーションの機能が追加されました。


トップページではユーザ数を確認できます。
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なんとなく便利なのかなぐらいで済ませていましたが実際の組織で確認したところ細かい部分まで参照可能でした。たとえばプロファイルごとに利用者の数を確認できます。(DE組織なのでデータがありませんが...)
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モバイルアプリの利用者を集計することもできました。
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Lightning有効化後にClassicに切り替えているユーザ数も確認できます。
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利用されているブラウザの種類も確認できます。DE組織なのでデータがない状態ですが、実際に可動している組織だときれいに表示されました。従業員が推奨ブラウザを利用しているかの確認を行うことができます。
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ページのメニューではChatterや各オブジェクトのレコードページなどからユーザのアクセス数が多いページをグラフ化できます。
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上記キャプチャはデータがない状態のため、残念な感じですが、実際の本番組織でアクセスするとおっ・・となると思います。

SFDC:組織の Lightning の利用状況アプリケーション

Summer'18にアップデートされたときに組織の Lightning の利用状況アプリケーションが自動で追加されていました。
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下記の情報が確認できるみたいです。
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Lightningオプティマイザを実行ボタンをクリックすると次のページに移動します。
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オプティマイザの機能はLightning Experience 移行アシスタントの操作がより簡潔でわかりやすくなったものとのことです。
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オプティマイザについてはこちらで軽く触れられていました。

リリースノート

SFDC:Lightning ExperienceとToDo管理

Lightning Experienceではホーム画面にToDo一覧を表示してタスクを確認できる機能があります。
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進行中や期限切れ、完了済みと表示を切り替えたいときはメニューを選択して切り替えることが可能です。
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このToDo管理方法についてより便利な設定がTrailblazerCommunityで紹介されていました。ユーティリティーバーをつかった方法です。
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ユーティリティーバーはLightningアプリケーションの場合にのみ設定可能な機能です。
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検索条件は選択後は数式のように表示されますが、基本的には選択リストから選ぶだけです。
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これでSakesforceのToDo機能がより使いやすくなると思います。またToDo以外にもよく使うビューを表示しておくと便利かもしれません。