tyoshikawa1106のブログ

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SFDC:商談の成立と完了予定日の関係

商談のフェーズと完了予定日の関係についてです。あまり意識したことがなかったのですが、完了予定日には下記のルールがあります。

未来の完了予定日の商談を本日、「商談成立」にした場合完了予定日は、システム日付(本日)が自動的にセットされます。


商談成立とはフェーズの種別が成立になっている値を選択したときを指します。
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次のように完了予定日が未来日付になっている状態でフェーズを成約 (商談完了)に切り替えたとき・・・
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完了予定日が本日日付に変更されます。
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フェーズと完了予定日を同時に変更した場合やフェーズ変更後に完了予定日を変更したときは未来日付をセットすることが可能です。
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具体的には下記の条件が適用されるみたいです。

1.過去の完了予定日の商談を本日、「商談成立」にした場合
   完了予定日は、そのまま保存されます。

2.未来の完了予定日の商談を本日、「商談成立」にした場合
   完了予定日は、システム日付(本日)が自動的にセットされます。

3.過去の完了予定日の商談を本日、「商談不成立(ロストした)」にした場合
   完了予定日は、そのまま保存されます。

4.未来の完了予定日の商談を本日、「商談不成立(ロストした)」にした場合
   完了予定日は、そのまま保存されます。

5.商談を新規に入力する際に、過去及び未来の完了予定日をセットし
   「商談成立」にした場合完了予定日は、そのまま保存されます。

6.商談を新規に入力する際に、過去及び未来の完了予定日をセットし
   「商談不成立(ロストした)」にした場合完了予定日は、そのまま保存されます。


こちらのヘルプで紹介されています。
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https://help.salesforce.com/articleView?id=000171052&language=ja&type=1


完了予定日の扱いを請求書送付日などのように扱いたいときには上記ルールに注意が必要です。

SFDC:NPO向けAppExchange『NPSP Packages』のアンインストール

NPO向けAppExchangeパッケージ『NPSP Packages』のアンインストール手順についてまとめられたサイトがありました。

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Uninstall NPSP ~ Power of Us Hub


NPO向けのパッケージは複数のパッケージで構成されています。

  • Nonprofit Starter Pack/Nonprofit Success Pack
  • Affiliations
  • Relationships
  • Recurring Donations
  • Households
  • Contacts & Organizations


順番どおりにアンインストールをいないと連動関係でエラーになることがあります。また、Sandbox組織ではアンインストールできなものが本番ではうまくいかない場合がありました。どうしてもうまくいかない場合はサポートへの連絡するのが良さそうです。


また、レコードタイプとプロファイルの紐付けを除外するのに悩むかもしれません。下記リンク先の方法で対応できると思います。

SFDC:Summer'18 - Trailheadのプロフィール表示を試してみました

Summer'18の新機能で自分のプロファイルに Trailhead バッジを表示できるようになりました。

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リリースノート


設置方法は簡単でユーザのプロフィールページに移動して編集リンクをクリック。Lightningアプリケーションビルダーでカスタマイズします。
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バッジのコンポーネントが自動追加されているので任意の場所に配置するだけです。
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配置すると次のように紐付きがない状態で表示されます。
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紐付けはSalesforceアカウントで判断されます。Trailheadにログインして設定のSalesforce ログインアカウントの部分からTrailheadアカウントとSalesforceを紐つけます。
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今回はTrailheadアカウントとは関係のないSalesforceアカウントで試してみましたが次のような認証が行われました。
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認証後無事にバッジが表示されることを確認できました。
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すべて表示をクリックするとTrailheadのページに移動するようになっています。
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SFDC:Lightning Experienceでリードの取引開始の対応付け

リードの取引開始でカスタム項目の対応付けを行う方法です。設定→オブジェクトマネージャ→リードの項目の設定画面にリード項目の対応付けボタンが表示されているのでそちらのボタンからカスタム項目の対応付けが可能となっています。

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紐付け画面はこんな感じです。
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対象オブジェクトはタブメニューとなっています。用途に合わせて取引先・取引先責任者・商談のオブジェクトから選択できます。
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これでリードの取引開始を実施した際にカスタム項目も取引先と取引先責任者に反映されます。
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以上が、Lightning Experienceでリードの取引開始の対応付けの設定方法です。このあたりもClassicに戻さなくても対応できるようになっています。

SFDC:Summer'18 - Lightning レポートビルダーを試してみました

Summer'18の新機能、Lightning レポートビルダーを試してみました。試してみたというか休日明けにログインしたら自動で切り替わっていました。今回Sandboxで事前チェックしてなかったのでちょっとドッキリ。

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リリースノート


レポートタブのページを見ると新規ボタンと新規(Salesforce Classic)に分かれています。Salesforce Classicの方を選ぶと従来のモードで作成を行えます。
※編集も同様でした。

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レポートタイプを選ぶところから"Lightning"になってます。
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従来の画面と違いが大きすぎて「あ...」となったのですがよく見るとそれほど複雑ではありませんでした。
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まず画面右側検索条件のところがタブメニューになっています。クリックすると今までどおりに条件指定が可能です。
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適用をクリックしないと反映されないので注意してください。
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アウトラインのメニューでは表示項目の順番を変更したり、✗アイコンで非表示にしたりといった操作ができます。従来のようにドラッグ&ドロップで除外する手間がなくなりすごく使いやすくなりました。
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グループを追加でサマリレポートのグルーピング設定を行うことができます。
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小計や総計の表示/非表示、並び替えの変更も今までどおりに行えます。
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グルーピングは3項目まで可能でした。
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列をグルーピングの設定を行うと今までのマトリックスレポートの形式で作成できます。この場合、行のグルーピングは最大2つまでとなります。
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ひとつすごい機能がありました。行と列をスワップする機能です。
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これをつかうとX軸とY軸の項目をそのまま入れ替えることができます。
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ClassicからLightningに切り替える際に、レポートグラフのX軸に表示するグラフは列で指定した項目である必要があったため、レポートを作り変えたことがあったのですが、そういった作業がこの機能で効率よく行えるようになっています。


レポートに項目を追加するのは画面の一番左側に隠れているメニューから行います。
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絞り込み機能もかなり使いやすいです。
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グラフの設定も簡単に行えます。
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パケット項目や集計項目の作成はこちらから行うことができます。
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こちらに関しては使い方がだいぶ違う気がするので慣れるしか無いかなと思いました。
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フルエディタに切り替えのボタンをクリックすると大きな画面で設定できます。
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ということでかなり使い勝手がよくなっています。
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個人的に嬉しい機能としてはビューの画面で列幅を変更できるようになりました。これでレポート名が長くなったりした場合でも問題なくなりました。
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移動の機能でレポートフォルダを変更できるようにもなっています。
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Summer18でGAリリースとなりましたがベータ版のときと比べて非常に使いやすくなっていました。

SFDC:Salesforce Summer 2018 イベントページが公開されました

Salesforce Summer 2018 イベントページが公開されました。7月25日(水)9:00-19:00 | 東京プリンスホテルで開催されるとのことです。

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Salesforce Summer 2018 - セールスフォース・ドットコム


イベントページのURLはTrailblazer Communityで公開されています。
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Salesforce Trailblazer Community


公開一日で既に満室のセッションも。。
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りそな銀行の営業改革のセッションと金融機関のSalesforce事例もあって面白そうです。
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開発者向け、あの方のセッションもありました。
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さらに7月26日 (木) 12:00-18:00 | 東京ミッドタウンで『Salesforce B2C CRM Conference “Salesforce Connections”』も開催されるようです。厳密にはSalesforce Summer 2018とは別イベントですがB2C向けの話を聞ける貴重な機会のイベントです。

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Salesforce B2C CRM Conference - セールスフォース・ドットコム


こちらはまだ満席セッションはありませんでした。
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SalesforceのB2Cの活用事例を聞ける機会はあるようであまりない気がするので、けっこう面白いと思います。

SFDC:プロセスビルダーのキュー判定で失敗したこと

メール-to-ケースでケース登録した際にキューに紐つける仕組みを用意して、プロセスビルダーで特定のキューの場合にChatter投稿するという仕組みを実装してみました。

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ケースへの取り組みは無事に成功。
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Chatterへの投稿もうまくいきました。
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これでうまくいったと安心したのですが、手動で作成。もしくはApexからのデータ登録でフローエラーが発生してしまいました。
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そのときの判定はこんな感じ。所有者で登録されているキューのAPI名で判定していました。
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そのときのエラーメッセージは下記のとおりです。

myVariable_current.Owner:Queue.DeveloperName


キューではない通常ユーザが所有者に割り当てられたため、エラーになっているようです。
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エラーメッセージで検索したところ、対応方法が見つかりました。


次の判定文でエラーを回避できるみたいです。

IF(LEFT([Case].OwnerId, 3) = "00G"
,CONTAINS([Case].Owner:Queue.DeveloperName,"CaseSupportTeam")
,FALSE
)

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00Gはキューとグループのプレフィクスです。
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これで所有者が標準ユーザの場合はエラーにならずに、キューの場合はChatterに投稿するプロセスビルダーの処理を実装できました。