tyoshikawa1106のブログ

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SFDC:Files Connectの認証情報設定で注意すべきこと

Files ConnectをつかえばChatterファイルからGoogle Drive APIをつかってファイルを参照できるようになります。


この機能を利用するときに注意するべき点があります。OAuth同意画面のユーザーに表示するサービス名を設定する部分です。
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ここに入力した値がSalesforceからGoogleドライブに接続する際の認証画面にタイトルとして表示されます。この値ですが何を入力しても問題ないわけではありません。Googleドライブにアクセスするので「Google Drive」にしようと設定したことがあります。


その結果、Googleから利用規約に違反しているので3日以内に修正対応してください。改善されない場合は対象プロジェクトを停止します。と通知メールを受け取ることになりました。


Googleの製品と誤認させる名称は許可されないようにチェックする仕組みがあるみたいです。(改めて考えてみれば当然の仕組みですが...)


こうした状況になってしまった場合ですが、「異議を申し立て」的なボタンからサポートに連絡することができます。(この辺りの手順と詳細については通知メールに記載があります。)


ボタンの名称が少し怖い感じがしますが利用してもぜんぜん怖いことにはなりませんでした。Google API Developer Consoleのページから利用できるのですが、ページは日本語で記載されているので内容をよく見て判断することができます。


基本的にはどのように修正したかをサポートの方に報告するための機能となっていましたが、修正方法がわからない場合も質問することができるようです。困ったときは放置せずにきちんと問い合わせを行うと丁寧に対応してもらえると思います。


今回は通知メールに記載されたとおり、同意画面の表示内容を修正して「異議を申し立て」ボタン経由でサポートに連絡したところすぐに解決しました。異議という単語でなんとなく悪いことをしている気分になりますがそんなことはないのできちんと対応した方が良さそうです。


利用規約違反の通知を見て慌てて設定を削除して対応しようとすると逆にサポートへの連絡ができなくなってしまうと思います。そうすると利用規約違反の記録が残り続けることになる可能性も考えられます。(確認はしたことありませんが) 設定削除による対応は何も解決しないのでやらない方がいいと思います。


今回はGoogleでしたが他のサービスでも同じようなチェックがあると思いますので、製品名を認証タイトルに指定するのは避けたほうが良さそうです。Files Connectの認証情報設定を行うときはこうしたことにも注意が必要となります。