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SFDC:個人取引先の有効化手順

個人取引先の機能を有効化するにはセールスフォースのサポートに連絡して有効化してもらう必要があります。サポートへの連絡はヘルプ&トレーニングから行うことができます。
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ヘルプ&トレーニングのリンクをクリックすると次のような感じの画面が表示されると思います。
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Developer Edtionの組織の場合は表示されないのですが、通常の組織の場合はこの中に「お問い合わせ」というメニューが表示されるようになっています。


お問い合わせを選択すると「ヘルプファインダ」というページが表示されます。ページが表示されたらまずはトピックを選択します。いくつか候補が表示されているので、その中にある「Sales Cloud」を選択します。


トピックを選択後、カテゴリを選択する画面が表示されます。その中に「取引先 / 取引先責任者 / 個人取引先」のカテゴリがあるのでそちらを選択します。


ここで質問を選べるページが表示されます。質問や検索ボックスの後にお問い合わせフォームのリンクが用意されています。そちらを選択すると入力フォームが表示されるので後は「件名」や「詳細」の欄に個人取引先を有効化したいことを記載して送信します。送信後、しばらくするとサポートチームの担当者からメールが届き有効化設定を進めて貰えます。


詳細の欄には組織IDも記載しておいた方がスムーズに進むと思います。(有効化組織を間違えいないかの確認に使われます)


入力フォームでは本番/Sandboxの選択ができます。検証のときはSandbox環境を選んで進めます。ログインアクセス権の付与やエラーメッセージ、再現手順と影響範囲の項目は入力不要です。重要度の項目も「中 レベル4」から変更しなくて問題ありません。(その他初期値が入っている項目も変更不要です。)


サポート担当者とのやりとりが始まるとまずは有効化のために必要な設定の案内が届きます。個人取引先の有効化には下記の事前準備が必要になります。

  1. 標準取引先レコードタイプを作成
  2. 取引先責任者レコードの組織の共有設定が [親レコードに連動] に設定されていることを確認
  3. 全てのプロファイルが、取引先、および、取引先責任者オブジェクトで、少なくとも "読み取り" 権限を持っていることを確認

この部分の詳細はヘルプに記載があります。

Salesforce サポートはどのように個人取引先を有効にしますか?


事前準備が正しく設定できていれば個人取引先が有効化されます。有効化後は個人取引先の設定が追加されます。
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個人取引先を有効化すると専用のレコードタイプが組織に追加されます。レコードタイプの割り当て設定をプロファイルで行うことでユーザが個人取引先を利用できるようになります。
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個人取引先が有効化されるとき既存のデータのレコードタイプを上書きするなどはありません。既存のデータに影響をあたえることなく有効化できます。


以上が個人取引先の有効化の流れです。ヘルプのお問い合わせフォームまで辿り着いたらあとはサポートの方が丁寧に対応してくれると思います。有効化後はApexやワークフローなどで影響がでてないかの確認が必要です。また既存のデータはデータローダなどで変換する必要があります。(標準の編集ページでは変更不可でした。)

法人取引先から個人取引先、および、個人取引先から法人取引先へ変更する方法