何度か試したことがあったのですが、最近Force.com CLIについての記事を見つけたのでもう一度試してみました。
Force.com CLIのダウンロード
下記サイトからforceファイルをダウンロードできます。
こんな感じです。
続いてホームディレクトリにtoolsフォルダを用意して、先程のforceファイルをフォルダ内に移動します。
ここまでできたら次のコマンドを実行してみます。Permission deniedエラーが発生すると思います。
$ cd ~/tools $ ./force -bash: ./force: Permission denied
この問題は次のコマンドで解決します。
$ chmod +x ./force
これでForce.com CLIの利用準備が整いました。ですがもう一つ問題が残っています。コマンド実行時に「$ ./force」というように「./」をつける必要があることです。以前調べた時は解決方法が分からず諦めたのですが、次の手順で解決できるそうです。
ホームディレクトリに「.bash_profile」ファイルが存在していると思います。
これを任意のテキストエディタで編集します。
$ cd $ subl .bash_profile
ファイルの内容はそれぞれの環境毎に異なると思いますが次の一文を追加します。
export PATH=$PATH:~/tools
編集後、ファイルを保存したら次のコマンドを実行して設定を反映させます。
$ . ~/.bash_profile
これでどのディレクトリからでも「$ force」コマンドを実行できるようになります。
以上がForce.com CLIのダウンロード手順です。
Force.com CLIのコマンド一覧
apiversion
現在のAPIバージョンを表示します。
$ force apiversion
login
Salesforceにログインします。(※実行するとログインページが表示されます。)
// Production $ force login // Sandbox $ force login -i=test
logout
Salesforceからログアウトします。
$ force logout -u=<username>
logins
ログイン済みのユーザ一覧を表示します。activeと表示されているのが操作中のユーザです。
$ force logins
active
activeユーザの確認と設定を行います。
// activeユーザの確認 $ force active // active ユーザの設定 $ force active force active -a user@example.org
whoami
ログインユーザの情報を確認できます。
※表示される情報が多いので通常は「$ force active」で確認した方が良さそう。
$ force whoami
sobject
標準/カスタムオブジェクトの一覧確認と操作ができます。
※項目の作成などの操作も一応行えるみたいです。
$ force sobject list
bigobject
Big Objectを確認できみたいです。
$ force bigobject
field
$ force field list <object>
record
レコードの取得/作成/更新/削除などを行うことができます。
$ force record
force bulk
Bulk APIの操作を行うことができます。
$ force bulk
他にもいくつかコマンドが用意されていますが今回はここまで。
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昔調べて書いた時の記事です。