tyoshikawa1106のブログ

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TypeScript:型定義ファイル(~.d.ts)の使い方

TypeScriptのサンプルを試していると『d3.d.ts』というようなファイルがでてきました。これは何かなと検索してみるとTypeScriptで使える型定義ファイルとのことです。TypeScript内でD3の書き方を利用したりJQueryを利用したりする際に必要になるみたいです。


使用するにはtsdコマンドを利用できるようにしておくと便利みたいです。

$ npm i -g tsd


詳しい使い方はこちらが参考になりました。


まずファイルが存在するのか検索するには次のコマンドです。(D3を検索する場合)

$ tsd query d3


実際にインストールする場合はこんな感じ

tsd install d3 --save


これでインストールすると『tsd.json』ファイルが生成されます。
f:id:tyoshikawa1106:20160429183012p:plain


たぶんこの設定があればpackage.jsonみたいに『tsd install』だけでインストールできるんだと思います。


インストール先は『typings』フォルダ内です。
f:id:tyoshikawa1106:20160429183216p:plain


これでd.tsファイルの準備ができました。

型定義管理ツールTypingsについて

ここまで確認したところで、tsdが非推奨になったということを知りました。


基本的な使い方はtsdと同じみたいです。

$ npm install -g typings


次のコマンドで設定ファイルを生成できます。

$ typings init

f:id:tyoshikawa1106:20160429185558p:plain


生成されたファイルはこんな感じ
f:id:tyoshikawa1106:20160429190018p:plain


『typings/main.d.ts』をreference pathに指定して利用すればいいみたいです。


というところまでは確認できました。ちょっと試してみたけど、エラーが解決できなかったので今回はここまで。