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SFDC:項目履歴管理の設定方法

項目履歴管理機能は指定した項目の値変更履歴を管理できる機能です。オブジェクト詳細ページの項目履歴管理の設定ボタンから設定できます。(カスタムオブジェクトの場合は項目履歴管理チェックボックスにチェックをつける必要があります。)

標準オブジェクト

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カスタムオブジェクト

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項目履歴は詳細ページの関連リストから確認できます。
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項目履歴管理の制限

項目履歴管理で追跡できる項目数は20個までです。
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Salesforce の機能とエディションの制限

21個以上で保存しようとするとエラーメッセージが表示されます。
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項目履歴の保持期間

項目履歴データは、最長 18 か月間保持されます。項目履歴の追加によって現在の制限を超えた場合、Spring '15 リリース以降は項目監査履歴アドオンを購入する必要があります。アドオン登録が有効になると、製品に関連付けられた保持ポリシーを反映して項目履歴ストレージが変更されます。
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項目履歴管理

考慮事項

  • 255 文字を超える項目に対する変更は、編集済みとして追跡され、元の値と新しい値は記録されません。
  • 追跡された項目の値は、自動的には翻訳されません。それらの値は、作成された際の言語で表示されます。たとえば、項目が「Green」から「Verde」に変更された場合、その項目の値がトランスレーションワークベンチを使用して他の言語に翻訳されていない限り、ユーザの言語に関係なく「Verde」が表示されます。これは、レコードタイプおよび選択リスト値にも同様に適用されます。
  • トランスレーションワークベンチで翻訳済みのカスタム項目ラベルに対する変更は、[履歴] 関連リストを参照しているユーザのロケールに合わせて表示されます。たとえば、カスタム項目ラベルが Red で、スペイン語では Rojo と翻訳されている場合、スペインロケールのユーザにはそのカスタム項目ラベルが Rojo と表示されます。それ以外のユーザには、そのカスタム項目ラベルが Red と表示されます。
  • データ項目、数値項目および標準項目に対する変更は、[履歴] 関連リストを参照しているユーザのロケールに合わせて表示されます。たとえば、日付を 2012 年 8 月 5 日に変更すると、英語 (アメリカ) ロケールのユーザには 8/5/2012 と表示され、英語 (イギリス) ロケールのユーザには 5/8/2012 と表示されます。
  • トリガによってオブジェクトに変更が加えられ、現在のユーザに編集権限がない場合、項目履歴では現在のユーザの権限が優先されるため、その変更は追跡されません。


編集権限の無いユーザがトリガをつかってレコード編集を行った場合、項目履歴に記録されないというのは意識しておいた方が良さそうです。