Winter'15でChatterグループに新しい設定が追加されました。リストに記載しないグループを作成できるそうです。今までも非公開グループが作成できましたが、その非公開グループと違いメンバー以外には存在自体が表示されないグループみたいです。
この機能を利用するには、有効化が必要です。Chatter 設定の画面で有効化できるようになっています。
この機能にはいろいろと注意事項があるみたいです。きちんと理解して問題なければチェックをつけて有効化します。Developer環境で確認した感じでは一度有効化した後でも、無効にできるようになっていました。
有効化すると新規グループの画面に新しく選択肢が追加されます。
作成したグループには『リストに記載しない』の文言が追加されていました。
メンバーの追加は手動で行います。招待されていないユーザはグループを参照できないので自分から参加することはできません。Chatter Freeのユーザでも問題なく招待することができました。
招待されたユーザは通常のグループと同じように使用することができます。
リストに記載しないグループの投稿はホームのフィードでも確認が可能です。
続いて招待されていないユーザで確認してみました。招待されていないユーザの場合は注意事項に記載されたとおりChatterグループにアクセスできません。
ユーザ詳細ページでもリストに記載しないグループの投稿は表示できないようになっています。
URLを直接指定してアクセスしても表示できませんでした。
グループに招待されたユーザでも権限がなければ他のユーザを招待することはできないようになっています。
権限のあるユーザの場合は、メンバーの追加/削除が選択できます。
このように招待されていないユーザはグループにアクセスできないようになっていますが、管理者側のユーザなどはプロファイルの権限を与えることで招待されていないユーザを参照することが可能です。プロファイルの管理者設定にある『「リストに記載しない」グループを管理』にチェックをつけます。
この権限で招待されていないリストに記載しないグループを参照できるようになります。グループへの投稿やメンバーの追加も可能みたいです。
リストに記載しないグループについてはだいたいこんなかんじでした。他にも『すべてのデータを編集』権限をあたえることでフィードの削除ができたりなど細かい仕様になっているみたいです。
有効化時の注意事項にもありましたがApexの場合はアクセスできてしまいます。Visulaforceでこのグループを表示するページを作ったりするときは要注意です。
補足
一度招待され参照した後にメンバーから除外された場合、サイドバーの最近参照したレコードには表示されたままですが、グループ自体はアクセス不可となります。