ダッシュボードの実行ユーザって指定すると具体的にどうなるんだっけと思って確認してみました。
動的ダッシュボードの概要
ダッシュボードへのアクセスはフォルダによって制御されますが、データへのアクセスは実行ユーザによって決まります。実行ユーザオプションは次のとおりです。
指定したユーザとして実行
特定の 1 人のユーザのセキュリティ設定を使用してダッシュボードが実行されます。
個人のセキュリティ設定に関係なく、ダッシュボードへのアクセス権を持つすべてのユーザに同じデータが表示されます。
この方法は、階層の全体像を共有する場合や、各メンバーの業績をチーム内で公表してチームメンバーの意欲を喚起する場合に最適です。
「すべてのデータの参照」権限がない場合は、自分のみを選択できます。
「私のチームのダッシュボードの参照」権限がある場合、ロール階層内で自分より下位の任意のユーザを選択できます。
ログインしたユーザとして実行
ダッシュボードを表示しているユーザのセキュリティ設定を使用して動的ダッシュボードが実行されます。
各ユーザのアクセス権に従って、ダッシュボードが表示されます。
この方法は、システム管理者が 1 つの共通のダッシュボードコンポーネントセットを、アクセス権の異なる各ユーザに割り当てる場合に役立ちます。
動的ダッシュボードの注意点
- 動的ダッシュボードではコンポーネントのフォローはサポートされていません。
- 動的ダッシュボードは個人フォルダには保存できません。
- 動的ダッシュボードの更新をスケジュール設定することはできません。動的ダッシュボードは手動で更新する必要があります。
まとめ
- 同じ情報を共有したい場合は「指定したユーザとして実行する」を選択。
- ユーザ毎にで表示内容を制限したい場合は「ログインしたユーザとして実行」するを選択。
- ダッシュボードのアクセス件自体がない場合はどちらも参照できない。
参考サイト
動的ダッシュボードの概要