tyoshikawa1106のブログ

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SFDC:LEXで使えるChatterファイルのフォルダ機能 (β版)

フォルダ機能の用意されていなかったChatterファイルですが、Lightning Experienceでフォルダ機能の実装が進められているみたいです。Spring'17ではβ版ですが試すことが可能でした。
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リリースノート


Chatterにフォルダ機能が実装されるというよりは、Salesforce CRM Contentの機能とChatterが連携するというイメージの方が近い感じがしました。


この機能を利用するにはコンテンツ機能を有効化後にライブラリを作成します。ここはClassic側で行う必要があります。
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ライブラリを作成したら寄稿ボタンでファイルをアップロードします。
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LEXに切り替えライブラリメニューを選択すると先程作成されたライブラリが選択できます。詳細ページで新規フォルダを選択してください。
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これでライブラリ内にフォルダを作成できました。フォルダにファイルを格納するにはClassicに切り替えて対応する必要があります。・・・とこの辺りでちょっと面倒になりました。またClassicに切り替えたあとにフォルダ内にファイルを入れるというのもちょっとやり方がわかりませんでした。


まだベータ版でGAになるまえにもう少し変わると思うのでそのときに改めてさわってみようと思います。最後にリリースノートに記載されていた手順を記載しておきます。

フォルダはベータ機能です。理解しておくべきいくつかの点を次に示します。

  • Lightning Experience でフォルダを作成して、すでにライブラリにあるファイルを整理します。
  • [ファイルをアップロード] ボタンはライブラリで使用できますが、ここでアップロードされたファイルは、ライブラリ内ではなく [自分が所有者] 検索条件に表示されます。
  • ファイルをライブラリに追加するには、Salesforce Classic に切り替えます。ライブラリから [寄稿] を選択してファイルを追加します。または、ファイルの行レベルアクションやファイルの詳細ページから [ライブラリと共有] を選択します。

SFDC:LEXで使えるChatterファイル名の編集機能

Lightning ExperienceでChatterファイルのファイル名を簡単に変更できるようになったみたいです。

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リリースノート


DE組織で試してみました。
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こんな感じで変更できます。
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今までは詳細ページに移動して編集リンクをクリックしなくてはいけませんでしたが、ファイルタブなどから簡単に変更することができました。

SFDC:LEXで使えるChatterの複数ファイル一括共有

Chatterでファイルを共有したいときは1つの投稿に1つずつしか添付できませんでした。そのため複数ファイルを共有する際にはたくさんコメントを投稿しなくてはいけませんでした。Lightning Experienceではこの問題を解決してくれる機能が追加されています。
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添付するファイルはSalesforce内またはPC内から選択できます。
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複数のファイルを選択することが可能です。
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投稿画面にはこのように表示されます。
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投稿後、Chatterフィードには次のように表示されます。(プレビューモード反映には少し時間がかかります。)
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投稿を編集で添付ファイルを増やしたり減らしたりが可能でした。
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複数ファイルの投稿はLightning Experienceのみのサポートですが、投稿後の表示はClassicでもサポートされています。
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SFDC:LEXとChatterの質問のフィルタ機能について

Spring'17へのバージョンアップでLightning ExperienceのChatterの質問機能に絞り込み機能が追加されたみたいです。

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リリースノート


並び替えたり最良の回答がある質問だけを表示できて便利そうです。ただ、DE組織で確認してみようと思ったのですが、使い方がわかりませんでした。
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とりあえず便利そうな機能が追加されたみたいです。いつか使い方がわかったら追記しようと思います。

SFDC:LEXとChatter グループへの外部ユーザの招待機能サポートについて

Lightning ExpeienceでもChatterグループに外部ユーザを招待することができるようになったみたいです。

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Lightning Experience の Chatter グループへの外部ユーザの招待


この機能を利用するには「Chatter に顧客を招待する」の権限が必要だと思います。
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招待機能についてはヘルプに詳しく記載されています。

Help | Training | Salesforce


Developer Editionで確認してみようと思ったのですが、メンバーの追加などにそれらしい設定は見当たりませんでした。他に必要な設定があるかもしれません。とりあえずLEXでもこの機能がサポートされたみたいです。

SFDC:Chatterグループとタイル機能の一覧表示

Lightning Experienceではビューページでタイル機能をつかってグループ一覧をわかり易く表示できます。

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リリースノート


メンバー数や公開状況の確認もできて便利そうです。
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注意点として「最近参照したデータ」のビューではタイル表示をサポートしていません。
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グループがたくさんある組織では便利そうです。

SFDC:Lightning LockerServiceの無効化について

LockerServiceが有効になっている組織ではLightning ExperienceのChatter画面を開くと警告が表示されます。
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こちら質問の投稿やグループの作成などリッチテキストエリアの機能がある場所では表示される仕組みとなっています。
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これを表示しないようにするにはLockerServiceを無効にしておく必要があります。Lightning LockerServiceの詳細や無効化の方法については設定画面で確認できます。
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重要な更新ページで無効にすればいいみたいです。
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LockerServiceはSummer'17のタイミングで完全に有効化されます。そのときまでにはリッチテキストエリアの機能も利用できるようになります。(内部的な作りが変更されるそうです。)


ただ、現時点では赤字でメッセージが表示されたり、一部機能が正しく使えなかったりするとので無効にしておいた方がいいのかなと思います。LockerServiceが有効化されても問題なく利用できるかの検証は必ず必要なのでSandbox環境などでの検証は進めたほうが良さそうです。今回の話はLightning Experienceを利用している組織が対象となります。


ちなみにLockerServiceの無効化後は一度ログアウトするかClassicに切り替えてLEXに戻すというようなことをしないと変更が反映されないので注意してください。(LEXの設定変更全般でも同様です。)

追記

リッチテキストエリアの利用が不要な場合はLockerServiceを無効にしなくてもChatterの設定画面にリッチテキストエリアの機能を無効にする設定が用意されていました。
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